...三年の博愛的活動によって――その間神々はうたがいもなくそれ自身の目的のために彼を使用しているのである――彼は彼の消化不良をなおし...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それ自身エーテルを以て充実されなければならぬであろう...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...このような矛盾は分類概念それ自身に固有であるから...
戸坂潤 「科学方法論」
...資本主義それ自身の発達と共に発達を来したものであるにも拘らず...
戸坂潤 「科学論」
...だからこの種の反動家によれば――例えば国本社の平沼騏一郎氏――ファシズム理論それ自身がファシズムではない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...他方に於てはそれ自身独立したものである...
豊島与志雄 「ヒューメーンということに就て」
...旅行する事それ自身に...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...文章それ自身が本質的にポエトリイで...
萩原朔太郎 「宿命」
...乾老それ自身かも……」久我が...
久生十蘭 「金狼」
...想像は「極小」に達してそれ自身ある観念を呼び起こす...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...それ自身確実に破滅するに違いなく...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...なめくじという妙な動物の不思議な習性についての最初の説明はそれ自身で面白いのみならず...
平林初之輔 「新人の諸作一括」
...それ自身に於いて会議場であらしめよ...
松永延造 「職工と微笑」
...もし最初からあらゆる種類の取引がそれ自身の水準を見出すに委ねられるならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...なほそれ自身完了的であつたばかりでなく...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...そしてかくして單にそれ自身の思惟でなく...
三木清 「論理と直觀」
...女體といふものはそれ自身も勿論大切な目標ではあるが...
室生犀星 「帆の世界」
...知識を持つことそれ自身は一向に差支えないが...
柳宗悦 「民藝四十年」
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