...G中尉のいわゆるMインシデント〔事件〕それ自体が...
石川欣一 「比島投降記」
...砂漠それ自体の情熱というものも...
豊島与志雄 「砂漠の情熱」
...それ自体の存立を宣言しているのだ...
豊島与志雄 「自由人」
...それ自体として快適である...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...それ自体の中に目的を有している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...それ自体に於ての詩である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...すでにあの鼻との問答それ自体からわかるように...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...それ自体悪である――といふのは古来のギリシャ思想にあるが作次の行為なんて軽蔑に価するね...
牧野信一 「R漁場と都の酒場で」
...事物それ自体に不安の伴ふ暇はない...
牧野信一 「喜劇考」
...そのままで原罪それ自体なのだ...
三好十郎 「その人を知らず」
...それ自体として何等明確なものではなくても...
三好十郎 「俳優への手紙」
...物事をそれ自体によって判断する能力をもたないから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...だが人間はそれ自体においてあのとおり矛盾しているし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それ自体の力・その権威・によって我々の中に入って来ない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それがそれ自体高度に善良な天性の発露であることを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「それ自体正しいものは一つもないので...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...議論する者が、それ以上にも、突っ込んで、武蔵を称(ほ)めれば、巌流は、それ自体が、自身を嘲蔑(ちょうべつ)する言葉かの如く、面(おもて)を朱にしてまでも、(武蔵は、残忍にして、しかもたたかうに卑屈...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それ自体ではつまらんものでしょうが...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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