...変装それ自体には...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...しかしそれらの軸や花もそれ自体が装飾の役をしているよりも...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...存在としての存在・存在それ自体・の構造は...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...でこの美的共通感覚それ自体に最も充全なものは特に言葉乃至概念を乗具とする処の芸術の一つ――文芸――だということにある...
戸坂潤 「思想としての文学」
...建物や庭などそれ自体は...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...要するに不思議な運命のそれ自体単純にして...
中原中也 「宮沢賢治全集」
...詩それ自体の部門に於て...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...自由詩それ自体の部門にすら...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...「六神丸それ自体は一体何に似てるんだ」そして「何のためにそれが必要なんだ」それは恰(あたか)も今の社会組織そっくりじゃないか...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...人間がそれ自体として豊富になり充実してより完全なものに近づくことであると共に...
三好十郎 「恐怖の季節」
...それ自体として「神の視覚」を拒否して人間の視覚に近づこうとする歴史であったし...
三好十郎 「恐怖の季節」
...だが人間はそれ自体においてあのとおり矛盾しているし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それはそれ自体隠れた秘密の行為である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...決してそれ自体ほんとうに許してもらえるものではないので...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それ自体信じえない事柄は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...して此の生活の感覚化を生活の理性化へ転開することそれ自体は...
横光利一 「新感覚論」
...描くことそれ自体が天性好きらしい...
吉川英治 「随筆 新平家」
...議論する者が、それ以上にも、突っ込んで、武蔵を称(ほ)めれば、巌流は、それ自体が、自身を嘲蔑(ちょうべつ)する言葉かの如く、面(おもて)を朱にしてまでも、(武蔵は、残忍にして、しかもたたかうに卑屈...
吉川英治 「宮本武蔵」
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