...それ自体は些細な出来事だったのだが...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「象を撃つ」
...国語教育の教育の内容である言語活動それ自体に対する考察と分析とを忘れてゐたといふことである...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...真理はそれ自体に妥当する価値自体だ(物自体なら存在するのに)...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...建物や庭などそれ自体は...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...それ自体なにかくるくる廻転していた...
豊島与志雄 「広場のベンチ」
...事実はそれ自体で完結する...
豊島与志雄 「ものの影」
...それ自体が珠玉である...
野村胡堂 「楽聖物語」
...換言すれば芸術は――どんな態度の芸術であっても――芸術それ自体の立場から...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...それ自体に於ての詩である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...完全な犯罪があるとかないとか議論したということだが……」「それはあります」「それ自体に既に矛盾があると君は気がつかずに大まじめで論じている...
浜尾四郎 「殺人迷路」
...それ自体ぞんざいなはずの「君」という言葉さえ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...それ自体を考察して...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...そして習慣は、(事物間の)諸観念を分離することを困難にしていたので、事物間の分離を、それ自体、不可能かつ不合理であると想像しがちである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...戦ふといふこの意志それ自体...
北條民雄 「柊の垣のうちから」
...(ルクレティウス)(c)人生はそれ自体善でも悪でもない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...死をそれ自体の故に恐れはしない」という考えは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...秀吉のごとき人物の時をひとしゅうして東西にならび立った時代に彼が置かれたことそれ自体が...
吉川英治 「新書太閤記」
...我々自身の調査が――それ自体は十分に大きな規模だったのだが――世界の大衆からほとんど注目されなかったのは...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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