...それ以外の時にこんな真似をしては縁起が悪い...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...もしそれ以外の事をなさむとすれば...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...【2】1.私は義務のそれ以外には何等の掟にも服しない...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...調子の区別も曲の詞も音の高低も節廻(ふしまわ)しも総(す)べて彼は耳の記憶(きおく)を頼りにしなければならなかったそれ以外に頼るものは何もなかった...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...それ以外によき人間となる常道はない...
種田山頭火 「其中日記」
...時には内心に不満足を感じ、余りに疑惑の伴はない薄い心を感じたこともないではなかつたけれど、それ以外に、その「偶然」以外に何う解釈して好いかわからないので、有耶無耶(うやむや)の中にその不思議な心理を抑塞(よくそく)した...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...そしてそれ以外の関係を条件と名づけるのである...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...それ以外のことは...
直木三十五 「南国太平記」
...それ以外に何の束縛もうけないが...
中井正一 「調査機関」
...それ以外はみな事実だということが言えようか? そうしておいて...
永井隆 「この子を残して」
...それ以外のものではない...
中原中也 「撫でられた象」
...それ以外の人達は始まった議論を続けながら散歩していた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...それ以外を訳出した...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...前者はその当時にはそれ以外に刷りようがないほど普通な工藝品であった...
柳宗悦 「工藝の道」
...それ以外の意識は殆ど打ち消されてしまっているから...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...悔いはあらじと、深く深く心に誓うて退京いたした」「…………」「爾来、謙信の弓矢は、それ以外に、つがえたことはない...
吉川英治 「上杉謙信」
...いやまだそれ以外にもたくさんな分け前が...
吉川英治 「私本太平記」
...それ以外に、何の弁(わきま)えもござりませぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
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