...その線に添うて横にそれるだろうとの案であった...
石川欣一 「可愛い山」
...テッド博士のおそれる第二の爆発を起こすようであったら...
海野十三 「怪星ガン」
...それほどおそれるわけがあるのでしょうか...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...山路(やまじ)に向ってそれる細い杣道(そまみち)があります...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...賊がそれを考えているんじゃないかとおそれるのです...
江戸川乱歩 「大金塊」
...話はそれるが、日本の昔の香道などは進んだものだ...
大手拓次 「「香水の表情」に就いて」
...かつはおそれるのです...
太宰治 「陰火」
...くらい家屋の中に住むまづしい人間のむれをおそれる...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...しきりに田舍の自然をおそれる青ざめたるそのひとつの感情よ...
萩原朔太郎 「都會と田舍」
...古河十二万五千石の廃絶をおそれるまま...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...おそれるのは、その軟弱方針の裏書をしてやった開拓使だけであった...
本庄陸男 「石狩川」
...もし生れ故郷以外の土地で死ぬことをおそれるなら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...次の話は少しわき道にそれるけれど...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かれらの足が遠のくのをおそれる市当局の圧力もあってか...
山川方夫 「箱の中のあなた」
...ただ命(めい)をおそれる者――それが公卿百官であった...
吉川英治 「三国志」
...蜀が彼のおそれる隴西を衝(つ)く態をなすならば...
吉川英治 「三国志」
...外聞をおそれるなら...
吉川英治 「私本太平記」
...その卜斎をおそれる蛾次郎が...
吉川英治 「神州天馬侠」
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