...それらしい投降者はやって来ない...
石川欣一 「比島投降記」
...それらしい影も形も見えなかったのに……...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...一度だつてそれらしい虫を見かけた事はありません...
薄田泣菫 「茶立虫」
...初春の御祝儀も型ばかりでござりましてそれらしい気もいたしませなんだ...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...何一つそれらしいものは見つけることができなかつた...
田畑修一郎 「南方」
...無論それらしい娘も女房も今は見当てられようはずはない...
永井荷風 「深川の唄」
...ついにそれらしい何物もありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...それらしいものを含んでいるでしょうが...
久生十蘭 「あなたも私も」
...それらしい夢も見ない...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...どこを見てもそれらしいものも居ない...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...見おろすような深い谷間にそれらしい村を見たが...
久生十蘭 「新西遊記」
...赤酒を……」食器棚の曳出しにはそれらしいものはなかったので...
久生十蘭 「肌色の月」
...私の頭もそれらしい...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...それらしい者がいたら注意しといてくれんか...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...それらしい女の姿など...
山本周五郎 「山彦乙女」
...それらしい物が吹雪の脚にまだ結いつけてあったような気もする……...
吉川英治 「御鷹」
...それらしい事実もあったものと思われる...
吉川英治 「平の将門」
...それらしい山門はない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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