例文・使い方一覧でみる「それに」の意味
スポンサーリンク...それには、第一に、日本が武装を捨てることだ... 
海野十三 「空襲葬送曲」
...それに仏教の僧侶は傲慢であったに引換え...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...それにとても心安い間柄でしたから寄って呉（く）れたんです...
大阪圭吉 「カンカン虫殺人事件」
...それに、お母さんは、蓄音器をかつたと手紙にかいてよこしたし、ああ、家へかへると、とてもおもしろいぞ...
オイゲン・チリコフ 鈴木三重吉訳 「そり（童話）」
...そんで僕考えたのんは、どうせレントゲン撮るついでやさかい、矢張阪大へ行って、皮膚科の人に診（み）てもろて、果して雑誌に書いてある通り直るもんかどうか確かめること、―――もう問題になったのんやったら、それだけのことはせんならん思うたよってに、それも僕からそうするように勧めてみます云うてん」月のうちの大部分を分家の方へ来て暮している雪子であるから、本家の兄夫婦が気が付かないのは当然だとすると、今迄（まで）それを知りながら放って置いたのは自分の手ぬかりであったように貞之助は感じたが、何を云うにも最近に始まったことなので、これ迄の見合いには一度も問題になったことがなかったのであるし、それに、貞之助としては、幸子の時に案じる程のこともなく直った事実を見ているために軽く考えていたせいもあった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それにかれの持っている土地を物にしようとするには...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...それに並んで寝床が二つ延べられ...
徳田秋声 「縮図」
...それにあの執念な追窮しざまはどうだ...
徳冨蘆花 「謀叛論（草稿）」
...それには二度と再び歸って來てくださるな...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...それにつれて頸の肉塊も少しずつ動くような気がする...
中島敦 「狼疾記」
...それにしても、以前の札幌を知る者にとっては、それはまさに驚異である、二十七年前に、北大に理学部の建物ができた頃は、これが札幌で初めてのコンクリートの建物であった...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...それに天丼といふ取り合せが可笑しい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それにまた大變に美男子といふのでもおありにならなかつたのです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その印のことは他日それに就いて書く機會がきつと私にあるだらう...
堀辰雄 「我思古人」
...彼が自身の命をそれに捨てたのも賢明なことではない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それに加えてすることも皆僧都の意見によることにしようと思う」と院は仰せられた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それに無地にクロームで緑を流し等するが色が俗である...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...そしてそれに寄り集（つど）うた眼白鳥（めじろ）が非常に多い...
若山牧水 「樹木とその葉」
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