...空事(そらごと)を申したら...
芥川龍之介 「じゅりあの・吉助」
...今度の犯人も恐らく蘭子の母親の甘い空言(そらごと)に酔わされた一人であろう...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...猶(な)ほ現(うつゝ)ならぬ空事(そらごと)とのみ思ひきや...
高山樗牛 「瀧口入道」
...二十年來の志(こゝろざし)も皆空事(そらごと)となりにける...
高山樗牛 「瀧口入道」
...ロミオ そして足下(きみ)の夢(ゆめ)は?マーキュ空想家(ゆめをみるをとこ)は囈言(ねごと)や空言(そらごと)を言(い)ふのが癖(くせ)ぢゃといふことを...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...ありもしないえそらごとの不動様に...
中里介山 「大菩薩峠」
...絵は絵そらごとと言いましてな...
野村胡堂 「胡堂百話」
...法然のおほせそらごとならんや...
三木清 「親鸞」
...書物に出た図はもちろん絵虚事(えそらごと)だと答えられたから...
南方熊楠 「十二支考」
...美術としては絵嘘事(えそらごと)も決して排すべきにあらねど...
南方熊楠 「十二支考」
......
三好達治 「故郷の花」
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三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...芝居のそらごと・作りごと・の中にさえ示されるのを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...更に絵そらごとの山水になっているのであります...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...実はこの「絵そらごと」こそ真実にまさる真実を意味する...
柳宗悦 「民藝四十年」
...みんな永遠性のない繪そらごとに見えてくることがある...
吉川英治 「折々の記」
...嘘言(そらごと)は云わぬ』『ははははは...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...空言(そらごと)ではありません...
吉川英治 「平の将門」
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