...眞上(まうへ)の磽(かうかく)たる岨道(そばみち)を...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...そのそばにいた他の異人が...
海野十三 「三十年後の世界」
...魚はその晩舟を湖村に繋いで燭(ひ)の側(そば)に坐っていた...
田中貢太郎 「竹青」
...さぞやおふくろさまがおうらみあそばすことであろう...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...そばに大きな紙挟み...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...そしてぴったりそばまで近寄ったとき...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...あの人はずいぶん僕を苦しめた! 本当に羽目のそばに坐ったようなもんだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そのそば、青銅の花瓶に、真白な木蓮の花が活けてある...
豊島与志雄 「白木蓮」
...二人で支那そばを食べる...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...玉(たま)ちやんは圍爐裏(ゐろり)の傍(そば)にさも心地好(こゝちよ)ささうに...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...ぼくが秘密(ひみつ)をよく守ったことを話してくれたまえ」とマチアがわたしのそばに寄(よ)って来てこう言った...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...獅子鼻の上にそばかすが一むら乗っている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...母君の喪中だけはほかのことをいっさい思わずに謹慎して暮らしたいという思召しが濃厚でおありあそばす一方では...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...側用人(そばようにん)兼松伴大夫(かねまつはんたゆう)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...鼠(ねずみ)に蕎麦餅(そばもち)を御馳走した御礼に...
柳田国男 「木綿以前の事」
...「……これは失策をした」「どうあそばしました...
山本周五郎 「日本婦道記」
...秀吉様がそのお出来ばえを御覧あそばしたが――その折...
吉川英治 「新書太閤記」
...私は平気で先生のそばへしゃがみ...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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