...その後絶大なる予備隊の使用に依って会戦の決定を争う事になる...
石原莞爾 「戦争史大観」
...またその後の話によれば訴訟事件父と父の関係していたある会社とのもあるとのことだから...
大杉栄 「獄中消息」
...水供給がその後も不確かなのは救貧院に運ばれて住所が判らないものである...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...その後すぐに私の母へ...
太宰治 「千代女」
...その後に起った珍事件については何も知らない...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...この延命地蔵の前には、その後、時折に、花や供物が捧げられました...
豊島与志雄 「霊感」
...刑執行の翌日およびその後なお長い間...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...満都の男子悉く雀躍してその後に随って走らん...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...反抗的に却てこれを景仰し自分達も亦その後塵を追ふことを欲した...
永井荷風 「来訪者」
...これが聖徳太子時代に創建せられて、そのままの保存であるか、その後、和銅に於て再建せられたものであるかという論争は、問題としても、人文史上の由々しき大問題であり、学者としても、論争甲斐のある論争に相違ありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...その後しばらく、部長などという雑用に追いまくられて、せっかくの胡堂も使う機会がなかったが、大正十一年、社会部長をやめて再び筆をとりはじめた時、新しく考えるのもめんどうなので、そのまま使った...
野村胡堂 「胡堂百話」
...紺野もその後についています...
野村胡堂 「向日葵の眼」
...その後、幾度か、あたしはおしかさんの秘話を聞いて、一人の女性の運命と、生きていた時代との記録を残しておきたいと思いながら、その機会(おり)を失って、今では、当のおしかさんも、おやすさんも死んでしまったので残念におもっている...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...彼がその後常套(じょうとう)的に用いるもので...
平林初之輔 「ホオムズの探偵法」
...その後も待合には行ったが...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...君子は素早くその後を追った...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...その後姿を見送った...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その後は」「なに」「知りたかろう...
吉川英治 「野槌の百」
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