...教科書の中の航海はその後(ご)も退屈なものだったかも知れない...
芥川龍之介 「保吉の手帳から」
...その後半生を陰鬱のうちに送ることとなった...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...その後、彼はもう猛烈にOの悪口を云っていることを私共は知っていました...
伊藤野枝 「ある男の堕落」
...しかもその後には...
海野十三 「雷」
...その後になってとつぜん生きかえり...
海野十三 「超人間X号」
...その後は一体どこに虫喰い算に似た智能的法悦を求めようかと歎かれる選士も――多分少からずあることと思います...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...スンマツスツジウスツバンツスズキヨスキツとそのお上さんたちが言った言葉をその後になって口癖のように面白がって繰返していたからである...
高浜虚子 「子規居士と余」
...その後になってまる一年もかかって尋ねてみたが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...そして私がその後に来たのだ...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...その後、せめて木村夫婦の所を訪ねようといふ気もあるのだが、まだ訪ねない...
中原中也 「引越し」
...その後(一六八七年)アクロポリスに立てこもっていたトルコ軍を包囲してヴェネチアの砲兵隊から発砲した弾丸が...
野上豊一郎 「パルテノン」
...その後へ伯父の平馬殿が入って後見しておられる」「…………」――こう言う皆川半之丞というのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どんな目下の印象でもその後に生じる全ての確信は...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ですからその後のことは何も知らないのです...
平林初之輔 「予審調書」
...わたくしはその後願行寺の住職を訪おうともせずにいて...
森鴎外 「細木香以」
...その後いっとき良くなったが...
山本周五郎 「落ち梅記」
...無論、飛切り上等の拵附(こしらえつ)きで、刀剣道楽の大立物其日庵主が大自慢のシロモノであったが、その後(のち)、法螺丸が頭山満を訪問して、「どうだ...
夢野久作 「近世快人伝」
...事実その後の市民は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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