...もう一つの小さい方の桃はその後どうなったでしょう...
相馬泰三 「六月」
...その後渡辺君のことはまた考える機会もなかったのであるが漱石氏の葬式の時...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...またその後に至って...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...その後も西の対へ行くと...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...その後も二階へ上がる度に気をつけて見ると...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...その後の個々の経験と個々の科学的諸法則とを...
戸坂潤 「科学論」
...その後(うしろ)には二枚折の屏風(びょうぶ)に...
永井荷風 「妾宅」
...その後ろ姿がいかにも哀れであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...その後から、「八五郎親分、倅を助けて下さい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...またその後(うしろ)の圓(まる)いところと...
濱田青陵 「博物館」
...しかもその後、心はこれらの特定の音を考えることなしに(様式だけを)考えることができ、その様式を他のあらゆる事物と結合できる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...その後古い報知新聞を貸して呉(く)れて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その後何度思い出しても私はその度に感謝の念で胸がいっぱいになり...
牧野富太郎 「植物記」
...つひにその後の消息を知らない...
三好達治 「池のほとりに柿の木あり」
...私どもはその後も蒐集の折を逃さなかった...
柳宗悦 「四十年の回想」
...その後東京市中の秩序が回復して来るに連れて...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...その後で孔明の施政(しせい)ぶりや...
吉川英治 「三国志」
...後者はその後小むすめが親にでも洩らしたか...
吉川英治 「私本太平記」
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