...その後いかがです...
アンデルセン 楠山正雄訳 「影」
...予にその後背(うしろ)を見せつつ東に向かって漕いでいる...
伊藤左千夫 「水籠」
...その後の先生のお作で覚えていますのは...
上村松園 「昔のことなど」
...その後何度も顔を見ても...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...その後居士は少しも病気についてあせる容子(ようす)を見せず...
高浜虚子 「子規居士と余」
...私はその後、始終ナオミとダンスに行くようになりましたが、その度毎(たびごと)に彼女の欠点が鼻につくので、帰り途(みち)にはきっと厭な気持になる...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...それほどになる以前にも、またその後にも、ほとんど不断に歯痛に悩まされていたことはもちろんである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...その後、たびたびこの釣鐘が山門の外まで動き出すので、「さては、あの物外(もつがい)めが、茶飯を食いたいばかりに悪戯(いたずら)をする」一山の者が大笑いをしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その後追々と国々を経めぐってようやくこの近江の国の胆吹山の麓まで旅を重ねて参りましたものでございますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...平次はその後ろ姿を見送り乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その後を見おくりながらニヤリと笑い...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...その後、叔父は死にました」「よくある話だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...その後かかなくなって又書こうかと折々思いながら書かないのは何故かと考えてみたら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その後経験によって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これも四年目で潰れてしまったが、その後、折口君などが熱心に働いて、『民俗学』という大型の雑誌を出して、これは大分つづいた...
柳田国男 「故郷七十年」
...その後千浪に文(ふみ)を便りして...
吉川英治 「剣難女難」
...剣はその後に加える勝利の形を取るものにすぎなかった...
吉川英治 「剣の四君子」
...残った諸軍の士気もその後はどうも冴えない...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??