...その上に文化同盟の連中は...
浅沼稲次郎 「まあまあ居士の弁」
...イルマタールが水中から臑を出すと鴨がその上に金の卵を六つ生み...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...その上に身体(からだ)一面に恐るべき擦過傷がある...
大阪圭吉 「カンカン虫殺人事件」
...一行はその上に酒肴をたくさん並べて酒盛の用意をした...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「汪士秀」
...その上に足を踏ん張つて仁王立ちになり...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...その上に頭をのせた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...その上にはいくつかの星がかがやいていた...
ディッケンズ Charles Dickens 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...その上に押し合いへし合いお互いに運動を妨害するから...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...その上にはリュシアン・レヴィー・クールの名刺がのっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この宣伝ビラの「切支丹」の文字だけに、翌日から張紙がされて、その上に改めて、「西洋」の二字が記されました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その上にとまっていた一羽の雀が...
火野葦平 「花と龍」
...その上に新書生が入門するとき先生家(か)に束脩(そくしゅう)を納めて同時に塾長へも金(きん)貳朱(にしゅ)を朱を」]呈(てい)すと規則があるから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...日光がその上に黄いろい天鵞絨を張りつけてゐる放り出されたナフキンのふくらんだ突起...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...しかしその上にはあいにく一枚の紙もなかったので...
堀辰雄 「ルウベンスの偽画」
...その上に毎晩ナースチャが寝て来た箱のなかには...
「赤い貨車」
...その上に構成される構造物に他ならないのである...
矢田部達郎 「心理學」
...その上に、その若親分の久蔵というのも、昔とは違った帝大出の法学士で、弁護士の免状まで持っていたインテリだったそうですが、乾分(こぶん)に押立てられてイヤイヤながら渡世人の座布団に坐り、新婚早々の若い、美しい奥さんと二人で、街道筋を見渡していたものですが、この若親分の久蔵というのが、十手捕縄を預っていた雷九郎親分の血を引いたものでしょう...
夢野久作 「二重心臓」
...よろしく集結を固め、その上に、陝西(せんせい)の地方民をも糾合(きゅうごう)しして、長安へ殺到すべしである...
吉川英治 「三国志」
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