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伊良子清白 「孔雀船」
...これを石上(いそのかみ)の神宮(じんぐう)にお納(おさ)めなさいました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...大和(やまと)の石上(いそのかみ)の穴穂宮(あなほのみや)へおひき移りになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...緇衣(しえ)の裾ながに地に曳きはへしそのかみの學生(がくじやう)めきし浮歩(うけあゆ)み...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...美(うつ)くしかりしそのかみの事榮(ことばえ)にしもなぐさまめ...
薄田淳介 「白羊宮」
...そのかみの二人(ふたり)のひとり...
薄田淳介 「白羊宮」
...そのかみのたもとほりにし日(ひ)の戀(こひ)は...
薄田淳介 「白羊宮」
...また追懷(おもひで)のそのかみに...
薄田淳介 「白羊宮」
...そのかみの少女見むとて街をゆく我ならなくに淋しきものを○祇園會の神興(みこし)が御旅所に置かれてゐる間は...
竹久夢二 「砂がき」
...汝(なれ)こそはげにそのかみの...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...又そのかみの原始の姿にかえっているという――その仙人ノ湯!その名を聞いただけで...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...珠は現実の明海(あかるみ)に幾分か往昔(そのかみ)の輝きを失った...
夏目漱石 「虞美人草」
...其紙(そのかみ)を活字(くわつじ)の上(うへ)へ壓(お)し付(つ)けさへすれば...
夏目漱石 「門」
...あたかもそのかみの歌舞伎女形...
正岡容 「寄席行燈」
...そのかみやいかがはありし木綿襷(ゆふだすき)心にかけて忍ぶらんゆゑとだけ書いてあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...早蕨(さわらび)の歌を法師す君に似ずよき言葉をば知らぬめでたさ (晶子)「日の光林藪(やぶ)しわかねばいそのかみ古(ふ)りにし里も花は咲きけり」と言われる春であったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そのかみの国分寺の址(あと)はおもかげもなく荒れ廃(すた)れていた...
吉川英治 「私本太平記」
...そのかみ太政大臣公経(きんつね)のきみ夢み給へることありてゆゆしき法堂を建て名をば西園寺となむ申しおかるとある...
吉川英治 「私本太平記」
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