例文・使い方一覧でみる「そぞろ」の意味
スポンサーリンク...そぞろ人意を強うせしめぬ... 
宇野浩二 「それからそれ」
...何気なくそぞろに通りをうろつきながら近づいていった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...角海老（かどえび）が時計の響きもそぞろ哀れの音（ね）を伝へるやうになれば...
永井荷風 「里の今昔」
...警察官をしては坐（そぞろ）に嫌疑の眼（まなこ）を鋭くさせるような国貞振（くにさだぶ）りの年増盛（としまざか）りが...
永井荷風 「妾宅」
...お君はそぞろに気の毒になってきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そぞろに鬱懐（うっかい）をやるの体（てい）...
中里介山 「大菩薩峠」
...そぞろ歩きの体（てい）でありましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰かに見せたい――というようなそぞろ心から...
中里介山 「大菩薩峠」
...そぞろに歩み行くのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...この下を二人が悠々閑々（ゆうゆうかんかん）とそぞろ歩きながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...気もそぞろになります」血走った眼で...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...そのまま斫（き）り斃（たお）されて……」「こわそぞろ...
山田美妙 「武蔵野」
...春の夜のそぞろな人の足をひいていた...
横光利一 「旅愁」
...そぞろ歩きの男女が多い...
吉川英治 「大岡越前」
...そぞろ後宇多の法皇（きみ）が世におわせし頃もなつかしゅう思わるる...
吉川英治 「私本太平記」
...来るべきはずの正成は？」と、それの御不安と、そぞろな、いらだたしさの中にあった...
吉川英治 「私本太平記」
...――こうして兵の案内でそぞろ黒木の御所へ登って行く自分を知れば...
吉川英治 「私本太平記」
...三を連れてのそぞろ歩きに...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利！手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう？？