...そそくさと湯殿へ立去った...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...そのままそそくさと船室(ケビン)を出た...
大阪圭吉 「死の快走船」
...そそくさと外出してしまった...
太宰治 「十二月八日」
...そそくさと出掛ける...
太宰治 「ろまん燈籠」
...確かに棺がその下にありますから掘ってください」女はそのままそそくさと出て往った...
田中貢太郎 「蘇生」
...そそくさと下へとおりた...
田中貢太郎 「変災序記」
...そそくさと一ト働きすると...
徳田秋声 「足迹」
...そそくさと鈴の箱を開けました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そそくさと出かける平次の後ろにガラッ八はキナ臭い鼻を蠢(うごめ)かしながら続きます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そそくさと町へ出てしまった...
林芙美子 「新版 放浪記」
...また警報が出るとうるさいから帰りましょう」とそそくさと立去るのだった...
原民喜 「壊滅の序曲」
...かのそそくさ男を始めとして女中ども一同旦那さま御新造様(ごしんぞさま)と言へば...
樋口一葉 「うつせみ」
...萬朝がそそくさと愛嬌のある汗の玉だらけの円顔を見せてきた...
正岡容 「小説 圓朝」
...ディオゲネスはそういう風にそそくさと食事をする少年にあうと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...と くわるる この 林檎の 白き肉なにゆえの このあわただしさぞそそくさとくひければわが 鼻先きに ぬれし汁(つゆ)ああ...
八木重吉 「秋の瞳」
...姉は思い切ったようにそそくさと部屋を出て行く...
山川方夫 「歪んだ窓」
...何かそそくさと急いで下城したようだったが...
吉川英治 「三国志」
...こんな所で何をそそくさなさっているんで」「じつあ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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