...事実はよそごとでもその不条理の横暴はよそごとではない...
伊藤野枝 「転機」
...ゆかの上をごそごそはいまわっていた...
海野十三 「海底大陸」
...すっかり齟齬(そご)してしまったのだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...中国でごそごそやってる奴は...
高見順 「いやな感じ」
...換言すれば人間の心に関する知識の科学的系統化とその応用が進んでいないために起こる齟齬(そご)の結果ではないかとも考えられるのである...
寺田寅彦 「科学と文学」
...とにかくここに予言者と被予言者との期待に一種の齟齬(そご)あるを認め得べし...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...この耳と目との空間知覚の齟齬(そご)が多少は起こるかもしれない...
寺田寅彦 「耳と目」
...なほもごそごそ細かい品物を引掻廻してゐた...
原民喜 「災厄の日」
...齟齬(そご)したるものというべし...
福沢諭吉 「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」
...わたしは長いあいだわらのとこの上でごそごそしながら...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...あそごさ二人して巣食ってるんだぞ...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...今でもまだ陸前の青麻権現(あおそごんげん)の信徒の中には...
柳田国男 「山の人生」
...あるいは齟齬(そご)を来たすかもわかりません」「齟齬を来たしてもよい...
山本周五郎 「新潮記」
...「長靴がひとり雪の中をごそごそと歩いていた...
横光利一 「夢もろもろ」
...そちならで誰か顔良の怨みをそそごう...
吉川英治 「三国志」
...「岡崎の大賀(おおが)一味が裏切りの策も齟齬(そご)し...
吉川英治 「新書太閤記」
...事ごとにこういう齟齬(そご)ばかり踏んだ甲軍は...
吉川英治 「新書太閤記」
...いかに玄蕃允の大きな齟齬(そご)があったといえ...
吉川英治 「新書太閤記」
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