...添竹(そえだけ)に...
泉鏡花 「歌行燈」
...その時人々ちからをそえ――」と調子が緊(しま)って...
泉鏡花 「歌行燈」
...自由行動をとるであろうと申しそえた...
海野十三 「宇宙戦隊」
...なかなか興味ぶかい船だからね」水戸が酒壜を持ってホーテンスの盃に琥珀色(こはくいろ)の液体を注ぎそえた...
海野十三 「地球発狂事件」
...この人は副島種臣(そえじまたねおみ)の兄であって...
大隈重信 「青年の天下」
...岸根(きしね)より川中へ丸木の杭(くひ)を建(たて)つらね横木(よこき)をそえ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...ラキーチンは意地悪くほくそえみながら言った...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...白いハンケチを持ちそえ...
豊島与志雄 「白木蓮」
...作者みずから「山深きヴェストファーレンの風俗畫」という副題をそえているのも...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...」夏も口をそえ「ああいう親切な人たちはない...
室生犀星 「童子」
...職長も口をそえた...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...白拍子(しらびょうし)や遊女など二十余人も来て興をそえ...
吉川英治 「私本太平記」
...音ずれは松にこと問う浦風の落葉衣の袖そえて木蔭の塵(ちり)を掻(か)こうよ所は高砂(たかさご)の――祝謡(いわいうた)の一ふしを戦場鍛えのさびた喉(のど)で...
吉川英治 「新書太閤記」
...「取りあえず、村上次郎右(じろうう)、溝口金右(みぞぐちきんう)の両名に、兵三千人をそえ、お供を申しつけおきましたゆえ、御軍勢の端にお加え下さるように」すると利家は、好意は謝したが、従軍は断わった...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして、「長篠(ながしの)、天目山などの後、わが家(や)に投じて、召し仕(つか)われおる元武田の甲州出のさむらいどもの籍を調べ、それらの者どもよりも、信玄の軍法を聞き取って、改革の案に、参考といたすがよい」と、云いそえた...
吉川英治 「新書太閤記」
...あらそえぬ」「お父上か...
吉川英治 「親鸞」
...現在奈良県添上郡(そえかみぐん)の柳生寺に...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...一輪の花をそえている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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