...鶺鴒も彼には疎遠(そえん)ではない...
芥川龍之介 「保吉の手帳から」
...」と彼は言いそえた...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...座敷の中にはまだその時分は電燈が来ていなかったものかそれとも風情(ふぜい)をそえるためにわざとそうしてありましたものか燭台(しょくだい)の灯(ひ)がともっていて...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...疎遠(そえん)の挨拶(あいさつ)にややしばし時間を移(うつ)した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一際(ひときわ)の色をそえるようにも見えます...
中里介山 「大菩薩峠」
...一瓢(いっぴょう)を右の手で持ちそえている...
中里介山 「大菩薩峠」
...添乳(そえぢ)でもするように抱き上げたっきり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今までになかった色彩(いろどり)をそえたのだった...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...蒲鉾という名も蒲(がま)の穂の形によそえたのであろうから...
柳田國男 「食料名彙」
...もう明日(あした)を恃んではいられない難関が個々一身の上にも蔽(おお)いかかって来たことはあらそえない...
吉川英治 「黒田如水」
...黄金の器物一副(そえ)をさずけた...
吉川英治 「三国志」
...興(きょう)をそえながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...一刻(こく)も早くあのお方(かた)を」「咲耶子(さくやこ)さまをお救(すく)い申しに」「竹童さまもまいられませ」「力をそえてくださいませ」「仔細(しさい)はあと――」「かなたをさきに」群(む)れをくずして走ってゆきながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そして、「長篠(ながしの)、天目山などの後、わが家(や)に投じて、召し仕(つか)われおる元武田の甲州出のさむらいどもの籍を調べ、それらの者どもよりも、信玄の軍法を聞き取って、改革の案に、参考といたすがよい」と、云いそえた...
吉川英治 「新書太閤記」
...思わず北叟笑(ほくそえ)みして...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一顧(こ)万金の愛想笑(あいそえ)みをこぼして...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一通の嘆願書がそえてあった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...御家人のうち優(すぐ)れた老将をさしそえて...
吉川英治 「源頼朝」
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