...終ひには息を切らして喘々(ぜいぜい)するのであるが...
石川啄木 「二筋の血」
...ぜいぜい息を切って...
海野十三 「人造人間の秘密」
...ぜいぜい息を切って博士のそばへもどってきた...
海野十三 「超人間X号」
...ぜいぜい息切れがするのが手に取るように聞えた...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...ぜいぜい息をするだけで...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...前に述べておいた息切れがしてぜいぜいいってるバスクとがいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ぜいぜいと鳴つた字板が鳴るのか中の機械が鳴るのか僕にも誰にも分らなかつた或る男の肖像1洋行帰りのその洒落者(しやれもの)は...
中原中也 「在りし日の歌」
...しばらくぜいぜいと...
新美南吉 「和太郎さんと牛」
...きしんでぜいぜいと音をたてるのが...
平林初之輔 「二人の盲人」
...乗り遅れた旅人がぜいぜい息しているようだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...ぜいぜいと脚を運んでゐる始末なのだつた...
牧野信一 「剥製」
...ぜいぜいいうのは喘息(ぜんそく)があり...
室生犀星 「童子」
...赤児はぜいぜい苦しそうに空気が足りなそうに喘(あえ)いだ...
室生犀星 「童子」
...ぜいぜいと呼吸をきらしていた...
山川方夫 「箱の中のあなた」
...息をぜいぜい切らすようになった...
夢野久作 「白髪小僧」
...呼吸(いき)をぜいぜい切らして...
夢野久作 「白髪小僧」
...呼吸(いき)をぜいぜい切らして...
夢野久作 「白髪小僧」
...肩でぜいぜいと息をしていた...
吉川英治 「紋付を着るの記」
便利!手書き漢字入力検索