...ぜいぜい息を切って...
海野十三 「人造人間の秘密」
...ぜいぜい肩で息をしていた...
大阪圭吉 「坑鬼」
...ぜいぜい息切れがするのが手に取るように聞えた...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...池の氷のぜいぜい声を聞いた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...静子はぜいぜい苦しい呼吸遣(いきづか)いをしながら...
徳田秋声 「爛」
...前に述べておいた息切れがしてぜいぜいいってるバスクとがいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ぜいぜいいっていた...
夏目漱石 「道草」
...吐く息はぜいぜい忙はしい...
林芙美子 「旅人」
...きしんでぜいぜいと音をたてるのが...
平林初之輔 「二人の盲人」
...乗り遅れた旅人がぜいぜい息しているようだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...ぜいぜいいうのは喘息(ぜんそく)があり...
室生犀星 「童子」
...それにぜいぜいやるんです...
室生犀星 「童子」
...泣くと咳が出てぜいぜい遣るんです...
室生犀星 「童子」
...云わぬとこのまま絞めおとすぞ」男はぜいぜいと喉(のど)を鳴らし...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...もう泣き疲れて喘(あえ)ぐように喉(のど)をぜいぜいさせるだけのものもある...
山本周五郎 「柳橋物語」
...息をぜいぜい切らすようになった...
夢野久作 「白髪小僧」
...呼吸(いき)をぜいぜい切らして...
夢野久作 「白髪小僧」
...ぜいぜい声(ごえ)をもらしはじめた...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
便利!手書き漢字入力検索