...そのかみの臈(ろう)たき風情(ふぜい)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...オンドリは大ぜいに身体を抱えあげられて僕の前に来た...
海野十三 「海底都市」
...おおぜいの足おとがして...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...万事に贅沢(ぜいたく)であった父でさえも...
谷崎潤一郎 「細雪」
...大ぜいのいる前で相手の髯(ひげ)を引っつかんだのだそうです...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...贅沢(ぜいたく)な玉突場(たまつきば)の女主人に取入って...
永井荷風 「ひかげの花」
...これからなりとせいぜい頼みますぞ」「はいはい...
中里介山 「大菩薩峠」
...「追っかけるのはいや」「なぜ」「なぜって――こんなにおおぜいの人がいるんですもの...
夏目漱石 「三四郎」
...へいぜいは頭のよい人でも...
新美南吉 「おじいさんのランプ」
...家族はかなり多勢(おおぜい)ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...せいぜい提灯行列に加はつた位のものである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...コーラス・コロンビアの若いの大ぜい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...すぐ少ないの多いの唄にまで歌ってやがる贅六(ぜいろく)根性がかたじけない...
正岡容 「寄席」
...四番目の子供は弱くて夜もせいぜい二三時間しかねなかった...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...せいぜい本人が心得てやっているバカらしいこと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...青空にかざせばほとんど消えんとする風情(ふぜい)がある...
柳田国男 「雪国の春」
...して次はどこへ」「直義の陣場へだ」「こころえまいてござりまする」「直義一勢(ぜい)はいま...
吉川英治 「私本太平記」
...平常(へいぜい)はよく澄んでるのですよ...
若山牧水 「村住居の秋」
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