...まあせいぜい五十円位の大雅を一幅(ぷく)得たいのである...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...あんまり大ぜいすぎます...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「アンネ・リスベット」
...皆書物をよむのは無駄話をするよりもぜいたくな道楽だ位にしか思つてはゐないんですもの...
伊藤野枝 「惑ひ」
...寄附なら寄附でようごぜいますし...
岩野泡鳴 「猫八」
...こんな教師風情(ふぜい)のもとに方(かた)づいて來たのだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...何の風情(ふぜい)もなく...
海野十三 「地球要塞」
...「せいぜいわしの手に気をつけるこったな...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...大ぜいの黒い人かげが見えたからです...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...中肉……したがって身長なども中背(ちゅうぜい)……身体(からだ)全体能(よ)く緊張した体格に致したことで...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...日頃(ひごろ)別懇(べっこん)の方々(かた/″\)を多勢(おほぜい)客人(まろうど)に招(まね)きましたが...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...彼らはあたかも呑噬(どんぜい)の淵(ふち)に身を投ずるがごとくにパリーへ行く...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分の分として贅沢(ぜいたく)過ぎるようにも...
中里介山 「大菩薩峠」
...平生(へいぜい)そんなものの賣買(ばいばい)の周旋(しうせん)をして諸方(しよはう)へ出入(でいり)するさうであつたが...
夏目漱石 「門」
...せいぜい川越どまりである...
野村胡堂 「胡堂百話」
...政治的な意味でぜいたく禁止令を出したろう...
宮本百合子 「衣服と婦人の生活」
...それも不景気では年に二度か三度の窯がせいぜいである...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...算木と筮竹(ぜいちく)さえ風呂敷にして首へ巻いていれば...
吉川英治 「江戸三国志」
...占筮(せんぜい)など...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索