...命の瀬戸際(せとぎわ)だ...
海野十三 「宇宙戦隊」
...命のせとぎわですからな」と...
海野十三 「火星兵団」
...彼があやういせとぎわで...
海野十三 「太平洋魔城」
...わしの報復(ほうふく)成(な)るかどうかという瀬戸際(せとぎわ)なんです...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...罪人は死か放免かのせとぎわに立ち...
江戸川乱歩 「影男」
...自由の身になるかの瀬戸際(せとぎわ)ですから...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...あぶないせとぎわにたつ日本(にっぽん)諭吉(ゆきち)は...
高山毅 「福沢諭吉」
...ひじょうにあぶないせとぎわにたたされていました...
高山毅 「福沢諭吉」
...いのちの瀬戸際(せとぎわ)になると...
太宰治 「正義と微笑」
...私は夫の註文に応ずるためにギリギリの瀬戸際(せとぎわ)まで試煉(しれん)に堪えて来たけれども...
谷崎潤一郎 「鍵」
...今日明日にもお城が落ちるか落ちぬかの瀬戸際(せとぎわ)...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...だいじのせとぎわにむほんをなされて大坂ぜいのあしなみをみだされるとは...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...戦地の寒空の塹壕(ざんごう)の中で生きる死ぬるの瀬戸際(せとぎわ)に立つ人にとっては...
寺田寅彦 「千人針」
...退(の)っ引(ぴ)きならぬ瀬戸際(せとぎわ)まであらかじめ押して置いて...
夏目漱石 「虞美人草」
...しょうばいを失うかどうかというようなせとぎわでは...
新美南吉 「おじいさんのランプ」
...最後のせとぎわまで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...藩家興廃のせとぎわであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...この瀬戸際(せとぎわ)に意気を欠いたのは...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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