...兄はせつせつと片隅の薬研(やげん)に甘草(かんざう)か何かを下(おろ)して居りました...
芥川龍之介 「雛」
...せつせつと立働いてゐる女工たちの姿が見え...
原民喜 「壊滅の序曲」
...わたしはせつせつとミシンを踏んだ...
原民喜 「鎮魂歌」
...せつせつと艪をおしてゐた...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...せつせつと艪をおしてゐた...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...せつせつと土を練つた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...彼はせつせつと俵を担ぎだして...
牧野信一 「水車小屋の日誌」
...せつせつと洗濯物をもんでゐた...
牧野信一 「滝のある村」
...せつせつと行き過ぎてしまふ舟もあつた...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...せつせつと草花の模樣か何かを刺繍してゐた...
牧野信一 「痴日」
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