...その偉観に感激せずにはいられないとしても...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...一妻多夫に甘んずるものを軽蔑(けいべつ)せずにはいられないであろう...
芥川龍之介 「第四の夫から」
...感心せずにはいられない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...せずにはいられないんだわ!」彼女はまた黙(だま)り込(こ)んだが...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...何かを支配せずにはいられない...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...諸君は何かの仕事をせずにはいられないだろう...
豊島与志雄 「バラック居住者への言葉」
...どうしてもそれをせずにはいられないものが内に熟してきて...
中島敦 「悟浄歎異」
...或はいつも自分がそれから顔をそらせずにはいられない菜穂子の空(うつ)けたような眼ざしに似て行くような気がしたり...
堀辰雄 「菜穂子」
...おれはあえて自問せずにはいられない...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...手を合せずにはいられない...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あなたがたに親切にせずにはいられないのです...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...老人だって屈せずにはいられない...
森鴎外 「雁」
...独立の遺蹟の存滅を意に介せずにはいられない...
森鴎外 「渋江抽斎」
...どうしてもアポリドンの宮殿*を連想せずにはいられない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...注意せずにはいられない例外である...
柳田国男 「年中行事覚書」
...いやがるほど頬ずりをせずにはいられないのだった...
山本周五郎 「初蕾」
...平気ですらすらと述べて行く……その物凄い光景に肌を粟立たせずにはいられない位であった...
夢野久作 「暗黒公使」
...私はそれを嘲笑せずにはいられない気持ちであった...
和辻哲郎 「転向」
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