...ことに教会は互いに相離れ遠(とおざ)かりければこの新来の宗教を信ずるものは実に寥々寂々(りょうりょうせきせき)たりき...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...いわんや婦人にいたっては寂々寥々(せきせきりょうりょう)たるものであった...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...万籟寂々(ばんらいせきせき)天地眠るの深宵(しんしょう)にひとり慷慨(こうがい)の熱涙をふるうの愛国者もあらん...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...その次には君江が名声籍々(せきせき)たる文学者の恋人である事をさほど嬉しいとも思っていないように見える事である...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...小人(しょうじん)は長(とこしなえ)に戚々(せきせき)たり」とはこの心をいうならん...
新渡戸稲造 「自警録」
...寂々寥々(せきせきりょうりょう)...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...墓表隷字にて駒石石(くせきせき)先生之墓と題す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...秋風淅々(せきせき)として落葉の時節となり...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
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