...)精々(せいぜい)が四室(よま)かそこらの家であったが...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...せいぜい二、三百メートルで、キカイの力がなくなってしまうのです...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...見たところはせいぜい二十二三...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...せいぜい独立する考えを持つようにと勇気づけて居るので...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...私は精々(せいぜい)弟子の張り合いのために...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...せいぜいおだててやるんだね...
太宰治 「新釈諸国噺」
...彼女はいつも幸子たちの前ではせいぜい過しても一二合ぐらいなのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...せいぜい一年の間を置くだけのつもりだったが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...徳利のような大きな足をせいぜいのばして...
徳永直 「工場新聞」
...一般には八十ミリからせいぜい百二十ミリ程度の雨によってひき起されたものであるというのである...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...あるいはせいぜい朗誦するものとして作られ...
信時潔 「歌詞とその曲」
...精々(せいぜい)二十二三...
野村胡堂 「十字架観音」
...何にも判りませんよ」「それが面目のない面(つら)かい」「これでもせいぜい萎(しお)れているつもりなんだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...精々(せいぜい)御助力いたすべく――これはみな...
長谷川時雨 「九条武子」
...せいぜい提灯行列に加はつた位のものである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...せいぜい最悪その程度でしょう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...せいぜいがペソスですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たまに看護婦が買物につかうくらいがせいぜいで...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
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