...ずるずると宇宙墓地のなかに引込まれつつある...
海野十三 「宇宙尖兵」
...再び寝床の中にずるずると潜りこんだ...
海野十三 「深夜の市長」
...泥沼にずるずるとひきこまれるようなもんじゃ」相手は一応...
高見順 「いやな感じ」
...ずるずると下へ辷(すべ)り卸したということですが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...いつの間にかこう云う状態の中へずるずると這入り込んでしまった形であったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ずるずると皮が何処迄でも捲(めく)れて行く...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ずるずるととめどもなく谷底へ落ちて行く...
中里介山 「大菩薩峠」
...ずるずると足を辷らして堤(どて)から小川の中へすべり落ちました...
野口雨情 「虹の橋」
...ずるずると他愛もなく無爲な歳月が過ぎていつてしまふ...
林芙美子 「濡れた葦」
...櫃は地の底へずるずるとめりこんでゆくではないか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...夢中で飛び込むと足がずるずると吸い込まれる...
北條民雄 「いのちの初夜」
...そとの影が板戸をすうっと引っぺかしたように離れたそのとき障子のかげもずるずると動いた...
室生犀星 「香爐を盗む」
...ずるずると遠くにのばしておいてから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ずるずると引きずって崖の尖端に置くと...
山川方夫 「箱の中のあなた」
...ずるずると倒れた...
山本周五郎 「風流太平記」
...ずるずると斜面を滑り...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ちょっと来いっ』ずるずると...
吉川英治 「篝火の女」
...彼の帯ぎわをずるずるとつかんで...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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