...敵の勢力を消耗した好機に乗じ攻勢に転ずるいわゆる「火力主義の攻勢防禦」を大規模にした形で最後の勝利を得たのである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...おずるいところもあるようだけど...
太宰治 「新ハムレット」
...ずるい考へがあつてのことなのだ...
太宰治 「道化の華」
...でも、敬遠なんて、ずるい、ずるい...
太宰治 「皮膚と心」
...しかし今のところでは発声器械の不完全なために生ずるいろいろな雑音が邪魔になるので...
寺田寅彦 「耳と目」
...とてもずるい三人の泥坊(どろばう)が...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...「此奴はずるいね...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...もうほかで御馳走(ごちそう)になっちまったよ」「ずるいわ...
夏目漱石 「野分」
...ずるいのね...
林芙美子 「あひびき」
...兄さんはずるいわ...
林芙美子 「お父さん」
...またずるい猛獣があのとき君を奪い去ったというのでなくて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...フリーダというずるい女がこのことをよく知っていて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...私は告解師に相談しなければなりませんから」「ずるいですね!」警官は立ち上がりながら言った...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ずるいB国海軍だからね...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...とても、ずるい、小さな、真白(まつしろ)いあひるさんです...
村山籌子 「耳長さん と あひるさん」
...なお面白い……ずるいなあ...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...御辺はずるい」「これはさっそくな御返報...
吉川英治 「私本太平記」
...あのずるい家康も...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索