...捻平は膝をずらすと...
泉鏡花 「歌行燈」
...」雪踏(せった)をずらす音がして...
泉鏡花 「婦系図」
...からだをうしろへずらすようにしました...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...足音や椅子をずらす音がしずまると妙にシンとして...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...時々大人をてこずらすほど意地を悪くさせた...
徳田秋声 「黴」
...蒲団(ふとん)のうえをずらすようにそろそろと私のほうへのばす手をとって前屈(まえかが)みに顔をよせる...
中勘助 「母の死」
...甲野さんは椅子をずらす...
夏目漱石 「虞美人草」
...箱の蓋をずらすことが出來ました...
林芙美子 「狐物語」
...ひきずらすまいとしたが...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...コベントガーデンの果物籠をいたずらする方法だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...金をくれないと誰かがコベントガーデンの果物籠(くだものかご)をいたずらすると言わなかったら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...そんなことたいして心わずらすことではありませんでした...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...滑子をずらすのはソーントンの権利であつて...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...その文句は雪に凍りついた滑子をずらすことも含んでいると主張した...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...砂を握(つか)んでずらす蝉(せみ)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...――手こずらす童よと...
吉川英治 「平の将門」
...捨鉢になって人をてこずらす時には...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...親の駄々も随分子どもをてこずらす場合がある...
吉川英治 「宮本武蔵」
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