...すこし身体を兄の方にずらすようにした...
梅崎春生 「魚の餌」
...からだをうしろへずらすようにしました...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...足音や椅子をずらす音がしずまると妙にシンとして...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...甲野さんは椅子をずらす...
夏目漱石 「虞美人草」
...箱の蓋をずらすことが出來ました...
林芙美子 「狐物語」
...椅子をうしろにずらすと...
久生十蘭 「あなたも私も」
...底をほんの少しばかりずらすことができただけであった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...礼も言わずトンずらするんだったら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...コベントガーデンの果物籠をいたずらする方法だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...踏台を持ってきて一枚だけ天井板をずらすと...
正岡容 「寄席」
...そんなことたいして心わずらすことではありませんでした...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...僕たちがちっとばっかしいたずらすることは大業(おおぎょう)に悪口を云っていいとこはちっとも見ないんだ...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...そっちの勝手でどうにでもずらすんだから...
宮本百合子 「刻々」
...滑子をずらすのはソーントンの権利であつて...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...その文句は雪に凍りついた滑子をずらすことも含んでいると主張した...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...――手こずらす童よと...
吉川英治 「平の将門」
...捨鉢になって人をてこずらす時には...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...親の駄々も随分子どもをてこずらす場合がある...
吉川英治 「宮本武蔵」
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