例文・使い方一覧でみる「ずっと」の意味

...一度ずっと遠い空に汽船の笛（ふえ）の響いたぎり... 一度ずっと遠い空に汽船の笛の響いたぎりの読み方
芥川龍之介「母」

...それにこれまでずっと援助を与えていた関係があるので... それにこれまでずっと援助を与えていた関係があるのでの読み方
江戸川乱歩「一寸法師」

...何がおまえに心配なのだ？」「私は一週間ばかり前からずっと心配して参りました...
スティーヴンスン　Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」

...それは昔この道路の水準がずっと低かった頃に砂利をつめた土俵を並べて飛石代りにしてあった...
寺田寅彦「追憶の冬夜」

...まだ持あがらぬずっと前から... まだ持あがらぬずっと前からの読み方
徳田秋声「あらくれ」

...彼は仲間の者らよりずっと放胆で... 彼は仲間の者らよりずっと放胆での読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...私は自分で意識するよりもずっと頻繁に... 私は自分で意識するよりもずっと頻繁にの読み方
豊島与志雄「復讐」

...もっとずっと若いかも知れない... もっとずっと若いかも知れないの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...まあずっとこれへお入りなさい」といって老人は本を伏せ... まあずっとこれへお入りなさい」といって老人は本を伏せの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...ずっとそのまま花柳（かりゅう）明暗の土地であり... ずっとそのまま花柳明暗の土地でありの読み方
長谷川時雨「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」

...現場は予想よりずっと大仕事に見えた... 現場は予想よりずっと大仕事に見えたの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「見えざる力」

...彼女は寿よりずっと正直で... 彼女は寿よりずっと正直での読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...もうずっとさきから問おうと思っていたの... もうずっとさきから問おうと思っていたのの読み方
室生犀星「幼年時代」

...めっきり弱くなった母の躯が気になって紀久子はずっと母の横にやすみ...
矢田津世子「父」

...それからずっと気が違っちゃってたんだもんさ」葬列は... それからずっと気が違っちゃってたんだもんさ」葬列はの読み方
山川方夫「夏の葬列」

...あれ以来ずっと欠かさず続けられていた... あれ以来ずっと欠かさず続けられていたの読み方
山本周五郎「菊屋敷」

...ずっと堀に沿っています... ずっと堀に沿っていますの読み方
山本周五郎「風流太平記」

...大物見（斥候隊）は、ずっと離れて、垂井（たるい）の宿（しゅく）附近まで出ていた... 大物見は、ずっと離れて、垂井の宿附近まで出ていたの読み方
吉川英治「新書太閤記」

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