...ずうずうしさを加えていたとも考える事が出来るであろう...
芥川龍之介 「毛利先生」
...多勢を頼んで水夫竹見に肉薄してくるそのずうずうしさには...
海野十三 「火薬船」
...ずうずうしさがないもんだから...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...若い男などを有(も)っている猥(みだら)な年取った女のずうずうしさを...
徳田秋声 「あらくれ」
...ただ臆病なずうずうしさしか...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...ジャンナン氏より少し機敏な人ならだれでも気づくほどのずうずうしさで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そのために私がせっかく骨を折って拵(こしら)えて来たんだから」「ずうずうしさの活用ですか」と云った津田は言葉を改めた...
夏目漱石 「明暗」
...またあのずうずうしさとむやみに饒舌(しゃべ)ることはどうだ...
山本周五郎 「思い違い物語」
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