...葉子がちゃんと倉地にかしずいてそこにいるのを全く無視したようなずうずうしい態度が...
有島武郎 「或る女」
...情夫を持ってる妾(めかけ)にでも逼(せま)るようなずうずうしい顔色を見せた...
有島武郎 「或る女」
...ずうずうしいぞ」僕と野呂は同時にアッと叫び...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...いつものずうずうしい笑顔を見せる力もなく...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...ずうずうしいやつでしょう...
江戸川乱歩 「大金塊」
...――いくらお前がずうずうしい男だって...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...「己もずうずうしい方じゃ退(ひ)けを取らねえ積りだけれど...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...あの時の二人のずうずうしい態度は...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...あのずうずうしい...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...」人が好いようでへんにずうずうしいところのある彼は...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...私の方も段々ずうずうしいになりまして...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...いくら私がずうずうしいたって一日もこの家にいられるもんじゃありませんよ...
徳田秋声 「黴」
...そうしてずうずうしいのも世渡りの上じゃ一徳(いっとく)だぐらいに考えているんです」「まさか」「いえ...
夏目漱石 「明暗」
...ちょっとこの白をとってくれたまえ」「それも待つのかい」「ついでにその隣りのも引き揚げて見てくれたまえ」「ずうずうしいぜ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ずうずうしいじゃア有りませんか!」「そうしてね...
二葉亭四迷 「浮雲」
...なんだかずうずうしいようでいやだわ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...なんていけずうずうしいんだろう...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...「ずうずうしい奴! ほんとに...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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