...ずうずうしい女はありゃしないよ...
芥川龍之介 「アグニの神」
...――「出て行け! この悪党めが! 貴様も莫迦(ばか)な、嫉妬(しっと)深い、猥褻(わいせつ)な、ずうずうしい、うぬぼれきった、残酷な、虫のいい動物なんだろう...
芥川龍之介 「河童」
...葉子がちゃんと倉地にかしずいてそこにいるのを全く無視したようなずうずうしい態度が...
有島武郎 「或る女」
...ずうずうしいやつでしょう...
江戸川乱歩 「大金塊」
...あの人は何処かそう云う風なずうずうしいところのある人だから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あの時の二人のずうずうしい態度は...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...あのずうずうしい...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...ずうずうしい鉄面皮になる...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...「それにしても随分ずうずうしいやね...
徳田秋声 「足迹」
...この上もなくずうずうしいことだと考えていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そのいけずうずうしいことに業(ごう)を煮やすことはありながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...好いじゃありませんか、ずうずうしいで、私はずうずうしいのが好きなんだから...
夏目漱石 「明暗」
...ほんとにずうずうしい子だね...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...「ずうずうしいと思ッてねえ!」「それも宜(いい)が...
二葉亭四迷 「浮雲」
...またお二方のようなえらい貴公子方にはそんなずうずうしい先生細君なんかの必要はございません...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...すくなくともそういう女はずうずうしいとも考えられた...
室生犀星 「童子」
...ずうずうしい女です...
山本周五郎 「おれの女房」
...「ずうずうしい奴! ほんとに...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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