...天台を研究する人は叡山に登らなければ承知しない...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...けれども「善く且(か)つ高貴に行動する人間は唯(た)だその事実だけに拠(よ)っても不幸に耐え得るものだということを私は証拠立てたいと願う...
太宰治 「正義と微笑」
...少なくも人目にはたいした事ではないと思われるらしい病気のために職務を怠っている事に対する人の非難を気にしていた...
寺田寅彦 「球根」
...以て廟廊(びょうろう)の上に周旋(しゅうせん)する人にあらず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...事物の性格は之を理解する人々の性格に相関的でなければならない――後を見よ...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...性格を有する人物...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...そこから過度の臆病(おくびょう)さが生まれたのであって民事的伝統としては七月十四日(一七八九年)を有し軍事的伝統としてはアウステルリッツを有する人民にとっては...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これを激賞する人も少なくないが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...お吉さんはそりやいゝ方なんだよ」「大それた事をする人間は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恋を恋する人わたしはくちびるにべにをぬつて...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...肺らしいという見立てをする人が出てきたんで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...土地家屋・不動産を所有する人の保証がいるのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ある特色の備わった女性には興味を持って熱心に愛する人として源氏をだれも知っているのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一般的定義としてはこれを否定する人たちも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...総体に北国を行脚(あんぎゃ)する人々は...
柳田国男 「雪国の春」
...謡曲嫌いの事世の中には謡曲嫌いと称する人が大層多くて...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...其中にも常(つね)に山間に生活(せいくわつ)する人夫輩に至りては...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
...優れた人物と自任する彼女がなお仰ぎ見るに価する人格である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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