...半ば戸袋へするりと開けると...
泉鏡花 「悪獣篇」
...衣(きぬ)の裏がするりと辷(すべ)った時...
泉鏡花 「婦系図」
...するりと顏をかの女の方から遠ざけて起き上り...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...彼はまず例の長いマントを、するりとぬぐ...
海野十三 「火星兵団」
...あわや腕の間からするりと落しそうになったくらいであった...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...するりと自動車の間を縫って去って行こうとする...
高見順 「如何なる星の下に」
...するりとさきに蒲団のなかに入って...
高見順 「いやな感じ」
...するりとその上体をすべらせて座席の下に身を隠した...
高見順 「いやな感じ」
...いつも自分はするりとそこから逃げて汗などを拭いている...
太宰治 「おさん」
...するりとかっぽれの前を通り抜け...
太宰治 「パンドラの匣」
...それもするりとぬけました...
豊島与志雄 「椎の木」
...女を出でて男の胸をするりと透(とお)した...
夏目漱石 「虞美人草」
...カーテンがするりとあいた...
新美南吉 「デパートの窓」
...何気なく、するりと抜けて、歩んで行く、闇太郎の、肩越しに追い抜きながら、「隆達くずしでもあるまいぜ、あの小屋の中に、鍋焼きを啜(すす)っていた人数は、七、八人...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ほんとにそれが物の蒼いかげで、とき子がその場所からどけば、かげだけはそこに止って、するりと白く、彼女の顔が抜けて来られるものならば...
「今朝の雪」
...するりと脱けて出てゆくのであった...
室生犀星 「香爐を盗む」
...するりと門の中へ這入(はい)ってしまいました...
室生犀星 「ゆめの話」
...とたんに相手はまるで霞みたいにするりと指のあいだをすり抜けてしまうのだった...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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