...ただするめ酒を飮むのがおきまりだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...婆アさん相ひ手のするめ酒は...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それから三枚のするめを持っていた...
海野十三 「少年探偵長」
...一瓶の酒つきむとして、肴のするめは、多くあまれり...
大町桂月 「國府臺」
...するめを與ふること幾回...
大町桂月 「國府臺」
...ありツたけ與へけるに、するめ盡きて、猫も亦去りぬ...
大町桂月 「國府臺」
...わたしはかれらの習性をつまびらかにするめずらしい好機会を得た...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...とても固いするめを食ったものだから」わざと押し潰(つぶ)しているような低いかすれた声であった...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...するめをちぎつてはしようちゆういつぱい...
種田山頭火 「其中日記」
...焼いたするめを皿に小さく裂きながら...
林芙美子 「浮雲」
...ゆき子は口の中でもぐもぐやつてゐたするめの噛(か)みかけを...
林芙美子 「浮雲」
...肉のあついするめだなア...
林芙美子 「雪の町」
...新しい山河に接するめづらしい気持で陸の方を眺めてゐた...
三木露風 「トラピスト天使園の童貞」
...するめを喰べるようだ相である...
山本周五郎 「青べか日記」
...酒を飲みにいっている店でするめを焼き始めでもすれば...
山本周五郎 「青べか物語」
...かれらが諸外国の民族独立精神に対するめつぶし的金看板にすぎない...
山本周五郎 「季節のない街」
...焼いた鯣(するめ)が一枚這入っていたそうで...
夢野久作 「復讐」
...焼きするめの食慾...
吉川英治 「江戸三国志」
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