...この日常のするどい緊張裡(り)に...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...なんといってもおそろしく頭のするどいやつだから...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...するどい鉄のトサカのようなギザギザがつづいています...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...蒸気鉄鎚(スチームハンマー)のするどい拍車の折返えしを喰って...
大江鉄麿 「河の上の職場」
...勘のするどい将軍家のことでございますから...
太宰治 「右大臣実朝」
...犬のするどい嗅覚には...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...あんなにズタズタにひきさいてしまうほどのするどい爪のもち主なのだから...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...うすいけれどもするどいそのお光が四人の姿を照らしました...
土田耕平 「峠」
...するどい感覚と熱い信仰がなければ出来ることではない...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...するどい寒さが爪さきから背筋のほうへ駆けあがる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...するどい槍光り! われわれはすでに広場に集合している集合! 確乎たる同僚精神彼方ほうはいたる都会をのぞんで決意! われわれはすでに広場に集合しているしかも...
松本淳三 「労働祭歌(※[#ローマ数字1、1-13-21])」
...するどい光を帯びていた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...肉や骨にするどい痛みを感じたが...
山本周五郎 「さぶ」
...おちくぼんだ眼のするどい...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...だからアジアの文化は芸術の面ひとつでもこんなにするどい感度で響きあっていた...
吉川英治 「正倉院展を観る」
...するどい両眼に片鼻(かたはな)のそげた顔をもち...
吉川英治 「神州天馬侠」
...するどい眼をそそぎながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ヤッ――とするどい声と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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