...若死 N君に大川(おほかは)の面(おもて)にするどい皺がよつてゐる...
伊東静雄 「詩集夏花」
...それはすりきれた音盤(おんばん)にするどい金属針をつっこんで無理にまわしたときに出るゆがんだきいきい声だった...
海野十三 「海底都市」
...するどい牙(きば)がはえていました...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...するどいツメのようなものがついています...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...するどい五本のツメが...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...虎の鼻は人間よりもずっとするどいので...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...暗黒の闇の八方にするどい目をくばっています...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...うすいけれどもするどいそのお光が四人の姿を照らしました...
土田耕平 「峠」
...「冷やしコーヒーだ」と彼はするどい調子で叫んだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...するどいひとみであたりをにらみ...
宮沢賢治 「朝に就ての童話的構図」
...どこかでするどい女の悲鳴が聞えた...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...由利はするどい調子で云いながら...
山本周五郎 「日本婦道記」
...突き刺すようなするどい痛みに...
山本周五郎 「日本婦道記」
...そのするどい眼気(がんき)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...剣の切(き)ッ先よりするどい鏃は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...するどい両眼に片鼻(かたはな)のそげた顔をもち...
吉川英治 「神州天馬侠」
...するどい声がした...
吉川英治 「野槌の百」
...眼のするどい若衆だ」「知っていやるのか」「知らいでか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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