...もろ刄のつるぎのようなするどいききめがあらわれようというものさ...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...するどいナイフの上をふむような思いをしました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...例のするどい刃物を...
海野十三 「金属人間」
...Qのからだはかみそりの刃(は)のようにするどいので...
海野十三 「金属人間」
...かれらの目のリンのような光は、パッと、もえたつように強くなり、するどい牙を、ガチガチと、かみならし、するどいツメのはえた、両手をひろげて、首領のまわりをとりかこみ、いまにもくいつきそうな、ものすごい形相(ぎょうそう)をしめしました...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...ある頭のするどい農夫が雪を踏んでやってくる音を聞くこともあった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...するどい良心をもつて生れた人ほど...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...目のするどいフレデレキのお爺さんと...
宮本百合子 「暁光」
...するどい動きとも静観ともいいがたいものがある...
室生犀星 「生涯の垣根」
...一声(ひとこえ)するどい悲鳴(ひめい)をあげますと...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...とその眼のするどいかみさんはきめつけたものだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...するどい光があらわれた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...男はするどい眼つきで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...力のこもったするどい光を放つようにみえた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...射(い)るようなするどい目がキラッとこちらへ光った...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ふたたびヤッ! というするどい気合い...
吉川英治 「神州天馬侠」
...刑吏にするどい言葉を返(かえ)していた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そのするどい鏃(やじり)の光をすでに何本も植えて...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索