...二人の姉妹は向かい合って別々の寝床にすやすやと眠っていた...
有島武郎 「或る女」
...舳(みよし)の口がすやすやと...
泉鏡花 「悪獣篇」
...病人はすやすやと睡っていた...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...今疲れ切ってすやすや睡っているんだ...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...ナオミの寝息はまだすやすやと聞えました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...またすやすやと眠ってしまった...
豊島与志雄 「悪夢」
...お清はすやすや眠っていた...
豊島与志雄 「反抗」
...すやすやとした弁信の軽い寝息のほかに何物もありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...すやすやと寝息が聞えてきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...十分ばかりの後(のち)夫婦ともすやすや寝入(ねい)った...
夏目漱石 「門」
...すやすやと女の微かな寐息がする...
平出修 「計畫」
...すやすや寝ているので何も知らないでしょう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...そのうちにはすやすやと息を引きとつてしまふであらう...
牧野信一 「沼辺より」
......
室生犀星 「愛の詩集」
...すやすやとねむっているすがたを見ますと...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ヘンゼルとグレーテル」
...いつか母の膝を枕にすやすや眠り入っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...すやすやと寝息の揃(そろ)うのが早くなったようである...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...すやすやと小さい鼻腔からやすらかな呼吸をしている...
吉川英治 「親鸞」
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