...この厳な瞬間に突然座敷の片すみからは...
芥川龍之介 「枯野抄」
...われ曹(ら)がためには好(よ)き棲居(すみか)なり...
巌谷小波 「こがね丸」
...二十面相のすみかのようすを...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...二十面相のすみかになっているあの赤レンガの西洋館も...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...すみからすみまで電燈の光をあててみましたが...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...警察が賊のすみかをおそったりしたのですから...
江戸川乱歩 「大金塊」
...いたづらに紙魚のすみかともなりなむなど...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...近くに人のすみかはないし...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...一切の物を用意して鬼神の棲家(すみか)へ往った...
田中貢太郎 「美女を盗む鬼神」
...此(この)劍(けん)は住家(すみか)をば間違(まちが)へをったわ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...その天然の棲所(すみか)でどんな挙動をしているかという事は分らぬ...
寺田寅彦 「話の種」
...純潔な処女をこの一角の怪獣の棲家(すみか)へ送り込むと...
寺田寅彦 「マルコポロから」
...長い影(かげ)を曳(ひ)いて新しい住家(すみか)の方へ田圃を歩いた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...余は妻と此(この)世(よ)の住家(すみか)を探(さ)がして...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...『梅見の船』巻七(まきのしち)に挿入したる半次郎が猿寺(さるでら)の住家(すみか)の図は...
永井荷風 「江戸芸術論」
...おやすみか」「御意で」「なにか...
吉川英治 「私本太平記」
...眼のすみから見た...
吉川英治 「新書太閤記」
...「――行くぞっ」羽目板を突きぬく気をもって踵(きびす)をすすみかけた時である...
吉川英治 「宮本武蔵」
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