...……一列すまして甘露臺...
石川啄木 「赤痢」
...勝手にしゃがアれ」僕は飯をすまし...
岩野泡鳴 「耽溺」
...散乱する金属音に耳をすました...
梅崎春生 「黄色い日日」
...先生は已(すで)に一ぱしの動物学者になりすましていた...
太宰治 「黄村先生言行録」
...目をすまして見物していると...
中里介山 「大菩薩峠」
...衆の熟眠を見すまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...尾頭(おかしら)もない夢とのみ打ち興じてすましていた自分の無智に驚いた...
夏目漱石 「思い出す事など」
...お喜多は進んで幽霊になりすまし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...入籍の手続きをすましたら...
久生十蘭 「キャラコさん」
...香川 食べる物もって後で行くと言っていたから……(二人は耳をすまして女たちの歌を聞いている)よし! どうするか...
三好十郎 「樹氷」
...あれをぐるっと廻(まわ)ればちゃんとゆけますよ」などとすましている...
山本周五郎 「青べか物語」
...花世はつんとすまして...
山本周五郎 「山彦乙女」
...すましてみせたが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...いい音(ね)だ」兵士たちはふと耳をすました...
吉川英治 「私本太平記」
...宮の出方を待ちすましていたのであった...
吉川英治 「私本太平記」
...挿花(はな)の師匠になりすまして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...面伏(おもぶ)せに、焼香をすまし、座にもどった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...狙いすましたまま...
吉川英治 「宮本武蔵」
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