...それを聞きすましでもするやうに...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...どうも「昔々」だけ書いてすましてゐると云ふ訳には行(ゆ)かない...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...飯をすましてから...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...耳をすましてゐました...
鈴木三重吉 「星の女」
...急いで朝食をすまし...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...何時(いつ)の間(ま)にか戀の奴(やつこ)となりすましぬ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...よい処へ気がついたよ」女と談合(うちあわせ)をすました男は草餅を三つばかりこしらえて...
田中貢太郎 「雀の宮物語」
...午後雨なきを幸に丸の内に徃き用件をすまし...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...自分も鈴木様の御次男様とやらになりすまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこへ来て見ると案の如く幾多の旅人が指をさし、眼をすまして、その好風景を観賞しているにはいるが、道庵の姿らしいのは一つも見えない...
中里介山 「大菩薩峠」
...この水のあとが青くなった」竜之助は眼をすまして地上を見ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...前田氏はすましている...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...お崎が醉つ拂つたのを見すまして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...僕は誰だろうと耳をすましていました...
林芙美子 「お父さん」
...たしか――?須永 ……(笛の音に耳をすましている)私 どうして君は笑えるの?須永 え? ……笑っちゃいません...
三好十郎 「冒した者」
...むしろはやく刑をすまして...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼自身頭陀その者になりすまし...
吉川英治 「新・水滸伝」
...かならず梅干と粥ですましていた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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