例文・使い方一覧でみる「すべてを忘れて」の意味
スポンサーリンク...渡瀬はたちまちすべてを忘れてしまった... 
有島武郎 「星座」
...私の心は果てしもなく拡がる想像の中にすべてを忘れて没頭していた...
伊藤野枝 「転機」
...かうした舞臺ですべてを忘れてはしやいでゐるみのるの樣子は...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...かくて子供は、皆に忘れられ、すべてを忘れて、ピアノの隅にじっとしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかし汽車が動き出すとすべてを忘れてしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は階段を降りきらないうちにすべてを忘れてしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その娘から発する光輝のうちにすべてを忘れていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...世の煩（わづら）ひのすべてを忘れて...
中原中也 「山羊の歌」
...その相手のひとと面白くなやましくすべてを忘れて明け暮した...
橋本五郎 「地図にない街」
...すべてを忘れて……弾きたまえ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...すべてを忘れてしまうのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...ユウジェニイはすべてを忘れて彼を看病した...
堀辰雄 「モオリス・ド・ゲランと姉ユウジェニイ」
...眠つてすべてを忘れてしまふことゝ...
水野仙子 「脱殼」
...すべてを忘れて感謝の念に浸るのだった...
矢田津世子 「女心拾遺」
...すべてを忘れて、この最新、最大の芸術のために精進し、自省し、発表されたい...
夢野久作 「甲賀三郎氏に答う」
...世事の憂（う）いこと醜（むさ）いこと、すべてを忘れて、一刻（とき）でも半夜でも、綺麗事につつまれて、さらりと屈託を捨てて来るのがあの遊廓（さと）でござりまするがの...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あなたはすべてを忘れてしまいます...
渡辺温 「絵姿」
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