...仏教の原理とするところのもの(すなわち因果の理等)...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...すなわち、各国の大学はもちろん中学小学に至るまで、みなその国固有の学をもって基本とし、交ゆるに他邦の学のこれと関係を有するものをもってす...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...すなわち学生団体の新(あらた)に起した許多(きょた)の事業は...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...すなわち七十×年八月八日...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...近き将来の生活(すなわち伸や松枝のこと)の大体を書いて...
大杉栄 「獄中消息」
...すなわち今までの句はおおかた...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...すなわち呉の地方には僅かに半通だけが遺っているわけであるから...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「五通」
...すなわち全然起らなかった所のなにかに依って殺されないという事はたしかじゃ」「左様」とターラントが言った...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...これがすなわちあのノーフォークの先生を悩ましている...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...すなわちうつすことと芸術の原現象(ウルフェノメナ)の二つの方向がここにすでに構成されている...
中井正一 「うつす」
...封建時代のおかかえ力士的な領主専属の、プロフェショナル行為は、剣士もそうであるように、これを美しく表現して、六芸、すなわち、礼、楽、射、禦、書、数、といってはみるものの、それを修得して、そのもつ娯楽性が、米の額でもってあがなわれ、それがただ一つの食うたつきであったことは、いなむすべもなく、そのかかえている領主も、いつか、かつて、おかかえの一芸に秀でたもの、例えば、鎗一筋でもって、その家柄となったものであるようなおたがいであることはまちがいないのである...
中井正一 「脱出と回帰」
...怪しい奴はすなわちがんりきの百蔵であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...すなわちその時が会議の定刻となりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...すなわち、ある時代には大理石をもって泉を造り、またある時はそれを毀(こぼ)って地上に投げ出してしまうような、有為転変の姿も知らぬように――...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...これはすなわちその葉と稈とを賞讃したものです...
牧野富太郎 「植物記」
...すなわち例えば帝王神権説で帝王の権威を神から与えられたものとしたり...
矢部貞治 「政治学入門」
...……すなわち前章で述べた如く...
山本周五郎 「思い違い物語」
...すなわち大化の改新においては主として社会的経済的制度の革新として...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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