...そのまますっぽかしてしまう年が多かった...
犬田卯 「荒蕪地」
...おれに死ぬ理由はない」「では枕崎でぼくをすっぽかして...
梅崎春生 「幻化」
...すっぽかしたりすることがあるので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...構わないから、すっぽかして、出てしまった方がよくはないか...
豊島与志雄 「常識」
...すっぽかしはあやまるぜ...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...ドコぞへすっぽかしたのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...その晩のうちにこの土地をすっぽかしてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...土壇場(どたんば)ですっぽかして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...掃除をすっぽかして横になる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...すっぽかしてしまったのだ...
火野葦平 「花と龍」
...約束の時間をすっぽかして...
火野葦平 「花と龍」
...ハネてから、中野英治にポーカーを誘はれたが、すっぽかして、お勝へ行き、ビール二杯、ヨーロッパおでんいろ/\食った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...昨日すっぽかしの京極より今夕着との電報あり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あの時すっぽかしたら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...心をすっぽかしていてはなるまい...
宮本百合子 「印象」
...さっき覚えるともう今皆どっかへすっぽかして来るんですからね...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...初めから申し込んでいた相手をすっぽかして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...軍師軍師と声をかけてるのに耳をすっぽかしておいでなさる」「李逵(りき)か...
吉川英治 「新・水滸伝」
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