...その手で顔をなすったもんだから...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...すったもんだの揚句...
大阪圭吉 「あやつり裁判」
...すったもんだの揚句は大病になって...
太宰治 「小さいアルバム」
...随分人にも酷いことをなすったもんだから...
橘外男 「逗子物語」
...将軍さまだの男爵(だんしゃく)だの提督閣下だのが踊りに来なすったもんだが...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...すったもんだをした揚句...
浜尾四郎 「正義」
...どうせすったもんだでこんなものを書くわけはないから...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...すったもんだのすえ府中の顔役の二引藤右衛門(にびきとうえもん)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...すったもんだと言うなら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...すったもんだのすえ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...すったもんだはあったが...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...……すったもんだの末...
久生十蘭 「魔都」
...あの検事も! すったもんだで生き永らえた末...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...貨車二両分の林檎(りんご)をとり寄せるというので前渡金(まえわたしきん)を着服してすったもんだと騒いでいたこと...
平林初之輔 「誰が何故彼を殺したか」
...ウェイクフィールド叔母がすったもんだして得た金はわずか千百ポンドしかなかったので...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...すったもんだと争い...
南方熊楠 「十二支考」
...そこここのすったもんだも...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...ぼくの父もよく人のすったもんだを背負い込んでは奔走して廻ったり...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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