...二条の柄がすっくと空...
泉鏡花 「悪獣篇」
...公子、真中(まんなか)に、すっくと立ち、静かに剣(つるぎ)を納めて、右手(めて)なる白珊瑚(しろさんご)の椅子に凭(よ)る...
泉鏡花 「海神別荘」
...椅子からすっくと立ちあがった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...すっくと立ちあがりました...
海野十三 「怪塔王」
...すっくと立ち上ったので...
太宰治 「新釈諸国噺」
...私はすっくと立ち上った...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...一方は自転車にすっくと乗った優雅な女性...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...過去の大きな影が自分の後ろにすっくと立っているのを...
豊島与志雄 「二つの途」
...落葉松の大木が七八本すっくと立ち竝んでいる広い高原の片隅には...
豊島与志雄 「湯元の秋」
...草の上にすっくと飛びおりて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...アンジョーラはすっくと立ち上がり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...すっくと立って、窓を押し開いて外を見ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...すっくと立った人のあった時には...
中里介山 「大菩薩峠」
...眼をこすって右の動物がすっくと岩角の間を分けて...
中里介山 「大菩薩峠」
...すっくと立上って見ました...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...君は僕と語っているあの混迷期が何であったろう誹謗と無能を止めよ―――党と同盟は死と裏切りの岐点の上でこまねずみのようにはげしく回転し正確にすっくと立ち上ったのだ!僕はこんなに君を愛し君は偉大な情熱をもって僕を抱いている亡ぼされ...
槇村浩 「青春」
...網の上にすっくと立つなど全く見ものであった...
山本笑月 「明治世相百話」
...天皇もすぐすっくと起った...
吉川英治 「私本太平記」
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