...すっきりした横顔に...
泉鏡花 「浮舟」
...始めは爺むさくそして要点の話になるとすっかりすっきりした言葉になることを...
海野十三 「地獄の使者」
...長身のすっきりした男性だった...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...定めて背のすっきりした...
田中貢太郎 「立山の亡者宿」
...お作はその音を聞くと何んだか体がすっきりしたように思って...
田中貢太郎 「妖怪記」
...後ろ姿のすっきりした女だったが...
徳田秋声 「縮図」
...微塵(みじん)色気も鄙気(いやしげ)も無いすっきりした娘で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...紫のすっきりした服と...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...彼女のすっきりした顔だち...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ごくすっきりしたセム人型の親切な同時に冷淡な男であって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...頸筋のすっきりした長身の体躯ならば...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...わけて覚円峯のようにすっきりした大巌山の上より...
中里介山 「大菩薩峠」
...汚点(しみ)ひとつない結城の仕立おろしの足袋というすっきりしたようすでやってきて...
久生十蘭 「黄泉から」
...何らかの意味ですっきりした爽快味の感ぜられるものが上乗であると思うのだ...
平林初之輔 「「陰獣」その他」
...いかにも冬らしくすっきりした青空を見ていますと...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...そこでおれはすっかり舞台に居るやうなすっきりした気持ちで四月の初めに南の建物の影が落ちて呉れ〔る〕限界を屋根を見上げて考へたり朝日や夕日で窓から花が逆光線に見えるかどうか目測したりやってから例の白いほうたいのはじで庭に二本の対角線を引かせてその方庭の中心を求めそこに一本杭を立てた...
宮沢賢治 「花壇工作」
...幸太郎ってちょっとすっきりした男らしい名じゃないの」おせんは眉をしかめ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...姿もすっきりした男である...
吉川英治 「新・水滸伝」
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