...三日三晩ですっからかんになってしまった...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...俺たちはいまにすっからかんに搾られてしまう……」ところで...
犬田卯 「瘤」
...ふっと気のついた朝には、すっからかん...
太宰治 「十五年間」
...すっからかん...
太宰治 「創生記」
...利八は相変らずすっからかんですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――利八の野郎はすっからかんになって戸が開くとすぐ飛び出しましたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すっからかんに負けて来たよ! まったくの話が...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...芝居の女役者にでもすっからかんに剥(む)かれてしまったのでがさあね...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...すっからかんとした高原で出会ったことを...
堀辰雄 「美しい村」
...何処(どこ)もかもすっからかんと見透せるものですから...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...思えば われらは無一物地道に渡世するおおかたの人同然にからくりもないすっからかん...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それですっからかんになっちまうの...
山本周五郎 「青べか物語」
...それですっからかんになっちまうの...
山本周五郎 「青べか物語」
...おまえさんのはすっからかんの頭で筋のつじつまを合わせるだけなんだからお笑い草だよ...
山本周五郎 「新潮記」
...がたがたですっからかんで...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...それですっからかんのなんにも無しとくらあ...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...なにしろ先立つ物がすっからかんときてるんでな」「しけてるのねえ...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...彼は今すっからかんだ...
山本周五郎 「陽気な客」
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