...三日三晩ですっからかんになってしまった...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...俺たちはいまにすっからかんに搾られてしまう……」ところで...
犬田卯 「瘤」
...すっからかん...
太宰治 「創生記」
...ふっと気のついた朝には、すっからかん...
太宰治 「火の鳥」
...負けてすっからかんになると...
中里介山 「大菩薩峠」
...賭場(とば)モンテカルロですっからかんになると...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...――利八の野郎はすっからかんになって戸が開くとすぐ飛び出しましたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すっからかんに剥(む)かれたことは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おまけに骨牌(カルタ)ですっからかんになるような男だ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...芝居の女役者にでもすっからかんに剥(む)かれてしまったのでがさあね...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...何処(どこ)もかもすっからかんと見透せるものですから...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...今はすっからかんだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...思えば われらは無一物地道に渡世するおおかたの人同然にからくりもないすっからかん...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それですっからかんになっちまうの...
山本周五郎 「青べか物語」
...おまけにすっからかんで...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...本当になんにもねえのか」「おまえの云うとおりすっからかんだ...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...なにしろ先立つ物がすっからかんときてるんでな」「しけてるのねえ...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...彼は今すっからかんだ...
山本周五郎 「陽気な客」
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