...富士のすそ野を見るものはだれもおなじであろう...
伊藤左千夫 「河口湖」
...言わば富士のすそ野まで来て...
寺田寅彦 「科学者とあたま」
...なだらかなすそ野の果ての遠いかなたの田野の向こうには...
寺田寅彦 「軽井沢」
...一 草をのぞく浅間火山(あさまかざん)のすそ野にある高原の一隅(いちぐう)に...
寺田寅彦 「沓掛より」
...そうしてかくしのキャラメルを取り出して三つ四つ一度に頬張(ほおば)りながら南方のすそ野から遠い前面の山々へかけての眺望(ちょうぼう)をむさぼることにした...
寺田寅彦 「小浅間」
...空に切れ切れな綿雲の影が扇のように遠く広がったすそ野に青い影を動かしていた...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...火山のすそ野でも...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...ある死火山のすそ野のかしわの木のかげに...
宮沢賢治 「気のいい火山弾」
...ある死火山のすそ野のかしはの木のかげに...
宮沢賢治 「気のいい火山弾」
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