......
饗庭篁村 「木曾道中記」
...こんど砂子屋書房で四六判に改版して出すそうだが...
太宰治 「「晩年」と「女生徒」」
...そっとおめしものゝすそをとらえていたそうでござりますが...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...袷(あわせ)を綿入に着かえて重くるしいのに裾(すそ)が開きたがって仕方がない...
寺田寅彦 「高知がえり」
...風情(ふぜい)もない崖裾(がけすそ)の裏庭が...
徳田秋声 「縮図」
...格子戸(こうしど)の外に昼は並べた雨戸の裾(すそ)は虫が食って穴をあけている...
永井荷風 「監獄署の裏」
...かいがいしく裳(すそ)をからげて...
中里介山 「大菩薩峠」
...それも自分(じぶん)の手(て)で膳(つくろ)つて清潔(きれい)に洗(あら)ひ曝(ざら)した仕事衣(しごとぎ)を裾長(すそなが)に着(き)て...
長塚節 「土」
...波は音をば立ててますその金色の泡沫(しはぶき)は...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...以来千年以上ですその恋ゆゑの狂(くる)ひ女(め)がそのロマンスを夕風に...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...その裾(すそ)をぐるりと廻り込んだ...
夏目漱石 「明暗」
...あの娘を逃がしてやっていいんですか」ガラッ八は裾(すそ)を引きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...長い部屋着の裾(すそ)を前でつまむやうにして...
林芙美子 「浮雲」
...彼の結婚によってもますますその富が増したという...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...ここまで申し上げてしまった上は身もふたもありませんクダクダと手数のかかる話はいたしますまいそうなんですそのままで行けば...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...ますますそれで死ぬ気がする」と言いながら病床を出て...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...……お袴(はかま)のすそを」と...
吉川英治 「私本太平記」
...裾野(すその)にいたじぶん釜無川(かまなしがわ)の下で...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索