...カシミヤの袴(はかま)を裾(すそ)みじかにはいて...
有島武郎 「或る女」
...裳(もすそ)わなわな...
泉鏡花 「悪獣篇」
...「あの山裾(やますそ)が...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...その客は金博士の寝衣(ねまき)の裾(すそ)をおさえて話しかけるのであった...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
......
武田祐吉 「古事記」
...着物の上ん前の裾(すそ)が...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...幾何学者天文学者がなすそれに類するものではなく...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...一 草をのぞく浅間火山(あさまかざん)のすそ野にある高原の一隅(いちぐう)に...
寺田寅彦 「沓掛より」
...そっと羽織のすそを持って静かにかかげて見ると...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...そして物にさわらないように片手で裳裾(もすそ)を引上げていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「ヤッホー」「ヤッホーホー」志賀高原の朝日山のスロープの裾(すそ)で...
久生十蘭 「キャラコさん」
...この一点において我輩が見る所を異(こと)にすると申すその次第は...
福沢諭吉 「日本男子論」
...現代文化社というところで私の最近の評論感想集を出すそうで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...将来ますますその値打が認められて...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...きょう裾野(すその)へさしかかるゆえ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...裾野当時(すそのとうじ)の気持で...
吉川英治 「神州天馬侠」
...吉野の裾(すそ)を抑えて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...わが登る天城の山のうしろなる富士の高きはあふぎ見飽かぬ山川に湧ける霞の昇りなづみ敷きたなびけば富士は晴れたりまがなしき春のかすみに富士が嶺の峯なる雪はいよよ輝く富士が嶺の裾野に立てる低山の愛鷹山はかすみこもらふ愛鷹の裾曲(すそみ)の濱のはるけきに寄る浪白し天城嶺ゆ見れば伊豆の國と駿河の國のあひにある入江の眞なか漕げる舟見ゆ野や濱や山の上から見た富士山のみを書いて來た...
若山牧水 「樹木とその葉」
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