...大湯呑は硯箱(すずりばこ)の蓋の上に置かれた...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...袋棚(ふくろだな)の蒔絵(まきえ)の硯箱(すずりばこ)などに絹拭巾(きぬぶきん)をかけたりした...
徳田秋声 「足迹」
...硯(すずり)の水がなくなると...
豊島与志雄 「影法師」
...傍(かたわら)なる茄子形(なすびがた)の硯石(すずりいし)は紫檀(したん)の蓋(ふた)の面(おもて)に刻んだ主人が自作の狂歌...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...諦(あきら)めて硯(すずり)の蓋(ふた)をしてしまった...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...「矢立(やたて)を拝借いたしたい」あるじの目配ばせによって下男が硯箱(すずりばこ)を持って来た...
本庄陸男 「石狩川」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...(六月十二日)三十二○道具の贅沢などは一切しようと思はぬがただ硯(すずり)ばかりはややよきものをほしいと思つてゐた...
正岡子規 「病牀六尺」
...墨のかすがこびりついた硯(すずり)と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...よう云わはったわ」桃龍は知らん顔で卓の上の硯箱(すずりばこ)をあけ...
宮本百合子 「高台寺」
...源氏は東の対へ行く時に硯(すずり)の箱を帳台の中へそっと入れて行ったのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女房たちは硯(すずり)などを出して来て...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「そのようにいうならば我に紙と硯(すずり)とをあたえね...
室生犀星 「荻吹く歌」
...硯筥(すずりばこ)を求めて...
吉川英治 「黒田如水」
...一面の硯(すずり)を賞として与えた...
吉川英治 「三国志」
...硯(すずり)をもって来い...
吉川英治 「新書太閤記」
...端渓(たんけい)の硯(すずり)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...蒔絵(まきえ)のすずり箱をおき...
吉川英治 「宮本武蔵」
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