例文・使い方一覧でみる「すすぐ」の意味
スポンサーリンク...煤黒（すすぐろ）き手に何をかも攫（つか）むとすらむ... 
石川啄木 「詩」
...破れた額（へんがく）があって「古（こ）×亭口（ていこう）」の四つの金文字（きんもじ）が煤黒（すすぐろ）く照らされていた...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...すすぐものがないので躊躇（ちゅうちょ）した...
田中貢太郎 「春心」
...領主がメルゲルの汚名をすすぐために...
アネッテ・フォン・ドロステ＝ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...また温湯をみたしてすすぐ...
中谷宇吉郎 「捨てる文化」
...横町組の耻（はぢ）をすすぐのだから...
樋口一葉 「たけくらべ」
...天地の生み出すすぐれたものには...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...下すすぐ前にサラダ菜をむしって洗っておいたものをほどよく手でちぎって入れ...
宮本百合子 「十八番料理集」
...すすぐことのできないのに苦しんでいるのも滑稽（こっけい）であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...姿も心も接近してますますすぐれたことの明らかになった恋人であると思召すばかりであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どんな陶器でも洗いすすぐという事は怠らない...
室生犀星 「陶古の女人」
...自分はすすぐことの出来ぬ汚れを身に受けた...
森鴎外 「阿部一族」
...臆病者などという汚名をすすぐために...
山本周五郎 「ひとごろし」
...「ながいあいだの汚名をすすぐときがきた...
山本周五郎 「ひとごろし」
...故国亡主の怨をすすぐ所にして...
吉川英治 「三国志」
...煤黒（すすぐろ）い行燈（あんどん）を膝へよせた...
吉川英治 「松のや露八」
...おれの敗北をすすぐために...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「待たっしゃれ！ おばば！ おぬしは家名の泥をすすぐとて故郷（くに）を出て...
吉川英治 「宮本武蔵」
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