例文・使い方一覧でみる「すす」の意味

...口々に大月大佐に飛びおりるようにすすめる... 口々に大月大佐に飛びおりるようにすすめるの読み方
海野十三「大空魔艦」

...其名（そのな）を称して正直と云（い）う」芹川進（せりかわすすむ）氏の曰く... 其名を称して正直と云う」芹川進氏の曰くの読み方
太宰治「正義と微笑」

...どうやらここまでは筆をすすめて來た... どうやらここまでは筆をすすめて來たの読み方
太宰治「道化の華」

...あの折角の印度更紗（インドさらさ）の窓かけも最早や昔日（せきじつ）の俤（おもかげ）を止（とど）めず煤（すす）けてしまい... あの折角の印度更紗の窓かけも最早や昔日の俤を止めず煤けてしまいの読み方
谷崎潤一郎「痴人の愛」

...その朝は早々起きて物置の二階から祭壇を下ろし煤（すす）を払い雑巾（ぞうきん）をかけて壇を組みたてようとすると... その朝は早々起きて物置の二階から祭壇を下ろし煤を払い雑巾をかけて壇を組みたてようとするとの読み方
寺田寅彦「祭」

...四まず実験をすすめるのが肝腎なので... 四まず実験をすすめるのが肝腎なのでの読み方
中谷宇吉郎「雪今昔物語」

...稚児輪を俯向（うつむ）けてソッとお茶をすすめているのでした... 稚児輪を俯向けてソッとお茶をすすめているのでしたの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...私は自分を処すすべを知らなかった... 私は自分を処すすべを知らなかったの読み方
バルザック　Honore de Balzac 中島英之訳「ゴリオ爺さん」

...「何をゆるされよう！　恋しい妻は、おぬしの手引きにて、土部屋敷にいざなわれ、くるしめにくるしめられ、舌を噛んで、死んだのじゃ――舌を噛んで――舌を噛んで死ぬ、痛さ、つらさ――どうあったろう、のう、三郎兵衛――おぬしの、今のくるしみは、物のかずではないわ――これ、三郎兵衛、おぼえたか！」一足、すすめ、またしりぞく、此の世のものとも思われぬ、浅間しい怨念のすがた... 「何をゆるされよう！　恋しい妻は、おぬしの手引きにて、土部屋敷にいざなわれ、くるしめにくるしめられ、舌を噛んで、死んだのじゃ――舌を噛んで――舌を噛んで死ぬ、痛さ、つらさ――どうあったろう、のう、三郎兵衛――おぬしの、今のくるしみは、物のかずではないわ――これ、三郎兵衛、おぼえたか！」一足、すすめ、またしりぞく、此の世のものとも思われぬ、浅間しい怨念のすがたの読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...それから「魅せられたる魂」の英訳がはいって来て「アンネットとシルヴィ」「夏」「母と子」と一冊一冊おぼつかなくよみすすんで行ったころの感銘...
宮本百合子「彼女たち・そしてわたしたち」

...いくらすすめてもイヤだつうんで... いくらすすめてもイヤだつうんでの読み方
三好十郎「樹氷」

...これも二三日してから山の中の薄（すすき）の叢（くさむら）の中に... これも二三日してから山の中の薄の叢の中にの読み方
柳田国男「山の人生」

...茶を啜（すす）りながら... 茶を啜りながらの読み方
山本周五郎「赤ひげ診療譚」

...七十余人にすすんで... 七十余人にすすんでの読み方
山本周五郎「さぶ」

...伊助はいっしょになれとすすめたそうだ」ああ... 伊助はいっしょになれとすすめたそうだ」ああの読み方
山本周五郎「さぶ」

...おむらは笑いながら膝をすすめて... おむらは笑いながら膝をすすめての読み方
吉川英治「かんかん虫は唄う」

...両探題は、すぐ、「御馬上へ」と、みかどへも、法皇上皇へも、駒をすすめた...
吉川英治「私本太平記」

...さいかち坂一悲心の闇、悲母（ひも）の迷い、風流を解すおばばではないが、秋の虫、萩すすき、前にはゆるい大川のながれ... さいかち坂一悲心の闇、悲母の迷い、風流を解すおばばではないが、秋の虫、萩すすき、前にはゆるい大川のながれの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

「すす」の書き方・書き順

いろんなフォントで「すす」

「すす」の英語の意味