...さあさあかわりました双六(すごろく)と...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...あの道中双六(どうちゅうすごろく)というものを遊んでみないか...
泉鏡花 「海神別荘」
......
高浜虚子 「俳句への道」
...いつ誰が懐中して来たか知れない将棋の駒を取り出して「南京双六(ナンキンすごろく)」とやらをはじめる...
中里介山 「大菩薩峠」
...双六(すごろく)の相手もしてたも」そう言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...綾取り双六(すごろく)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...前の歌の「雙六(すごろく)」此歌の「餓鬼」皆漢語なり...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...双六(すごろく)の賽(さい)ほど法皇を悩ませたり...
南方熊楠 「十二支考」
...双六(すごろく)の盤...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...太政大臣家の近江(おうみ)の君は双六(すごろく)の勝負の賽(さい)を振る前には...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...双六(すごろく)...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あれ見ィやれむゥこう見ィやれ六まい屏風(びょうぶ)にすゥごろくすごろォくに五ォばん負けて二ィ度と打つまいかァまくら鎌(かま)くゥらにまァいるみィちでつゥばき一本見ィつけた屏風(びょうぶ)とか双六盤(すごろくばん)とかは...
柳田国男 「母の手毬歌」
...変化双六(へんげすごろく)竹の柱に風呂敷ほどな布(ぬの)一枚の囲(かこ)いでは...
吉川英治 「江戸三国志」
...遊女のうちの美人を賭けて双六(すごろく)をやり...
吉川英治 「私本太平記」
...双六(すごろく)の駒をくずす音と一(いっ)しょに聞えたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...双六(すごろく)の賽(さい)と賀茂川の水――とある...
吉川英治 「新書太閤記」
...投扇興(とうせんきょう)、すごろく、和歌合(うたあわ)せ、といったような遊戯にも、すぐ飽いてしまうし、誰や彼の、垣間見(かいまみ)の男性たちのうわさも、ままにならない身がかえって苦しくなるだけで、恋をするには、盗賊以上の勇気がいる...
吉川英治 「親鸞」
...一例として近松半二(ちかまつはんじ)作『伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)』をあげよう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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