...すこやかに、背丈(せたけ)のびゆく子を見つつ、われの日毎(ひごと)にさびしきは何(な)ぞ...
石川啄木 「悲しき玩具」
...……妻のお里はすこやかに...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
......
上田萬年 「芳賀君を悼みて」
...からだはます/\すこやかに...
種田山頭火 「其中日記」
...すこやかに今なりて...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...只羸弱の病者に莅む時といへどもいくばくも異る處なきが如きものあるを憾みとすることなきにあらずすこやかにありける人は心強し病みつゝあれば我は泣きけり三病院の一室にこもりける程は心に惱むことおほくいできて自らもまなこの窪めるを覺ゆるまでに成りたれば...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...そして心身ともに以前に倍しておすこやかになり...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
......
宮沢賢治 「疾中」
...又「御すこやかに御せわなさるべく」と嘱してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...安之助はすこやかに成長していった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...いざ魂(たましひ)をすこやかにはた清くして...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...秀頼公おすこやかに...
吉川英治 「大谷刑部」
...おすこやかに」「お...
吉川英治 「私本太平記」
...しかし彼をめぐる諸将は「めっきりおすこやかになった...
吉川英治 「私本太平記」
...丹波どのの近侍と申すが」「はい」「丹波どのには御健固かの」「おすこやかにいらせられまする」「御成人なされたろうな」「はや...
吉川英治 「新書太閤記」
...おすこやかに」「またのお移りを待つぞ」などといった...
吉川英治 「親鸞」
...「善信御房っ」「おすこやかに――」「また来る時節をお待ちなされ」「おさらば」「おさらば」輿を追って...
吉川英治 「親鸞」
...子供はすこやかに育てられ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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