...その首を連隊長か旅団長ぐらいの軍服のうえにすげかえても...
海野十三 「爆薬の花籠」
...下駄の鼻緒をすげかえ...
太宰治 「斜陽」
...こうも強力に政治常識の首のすげかえを実行するだけのエネルギーを有てるのか...
戸坂潤 「挙国一致体制と国民生活」
...生活難の事、紛擾(ふんじょう)の事、一つ所に長くとまっていられぬ事、学科以外に柔術の教師をした事、ある教師は、下駄(げた)の台を買って、鼻緒(はなお)は古いのを、すげかえて、用いられるだけ用いるぐらいにしている事、今度辞職した以上は、容易に口が見つかりそうもない事、やむをえず、それまで妻を国元へ預けた事――なかなか尽きそうもない...
夏目漱石 「三四郎」
便利!手書き漢字入力検索